親御さんからよくある質問〜Eコンシェルジュの役割
先日、仕事で伊豆に行く用事があり車を走らせていたこのあたりは河津桜が有名なこともあり
すでに至るところで桜が咲いていました。そしてたまたま通りがかった学校では卒業をした生徒たちでしょうか、学校の校門で花束を持った生徒たちが記念撮影をしていました。着実に春が近づいてきていますね。
この時期になると当然のことながら新年度に向けて子どもたちや親御さんたちも今後の事を考え始めるタイミングとなるので、私のところへのお問合せも多くなります。
「このまま日本の学校へ進学させてしまってもよいのだろうか?」
「子供にとって今よりもより良い環境があるのではないか?」
「子供の成績が伸び悩んでいる・・・。違うアプローチで教育を受けさせるのも手かもしれない。」
悶々と頭の中で考えている方々がとても多いことに気付かされます。
最近は私もブログにおいては留学の込み入った話をすることも多く、留学を熟知してからでないと問合せをしてはいけないと考えている方もいらっしゃり、これは私のホームページなどでの情報の発信方法における反省点ですが、私には全くそのような意志はありません。
私の考え方としては、留学を少しでも考えるのであればその情報が集約されている私のようなコンサルタントに話を聞くことが一番は早いと思います。病気かもしれない・・・とネットの情報を見ながら一喜一憂するよりも信頼のおけるお医者様に診てもらったほうが早いのと同じですね。私は新規でサポートをする生徒の人数については明確に制限を設けています。それは生徒やご家族とのチームワークを構築するうえで必要なことなのですが、それでも合格後の生徒たちのフォローアップもすることで得られる各学校の情報や各学校が生徒や親御さんに伝える情報が私のところに集約されてきますので、そのデータ量や膨大です。留学コンサルティングと一言で言っても、留学前、留学中、留学後の事と時系列的アプローチだけ見てもその知りたい内容は変わると思います。
Eコンシェルジュの持つ膨大なデータの中から、一人ひとりの生徒とご家族が知りたいことを分かりやすく、その生徒に当てはまる情報を届ける事がコンサルタント業務の一つの大きな役割となると考えています。
そしてもうひとつ、必ず私が付け加えてお話する事が、果たして留学をすることでその生徒が覚醒することが出来るか?日本にいるよりも成長の可能性を見出すことができるか?これを判断するための材料を提供しています。
留学は万能薬ではありません。誰に対しても役立つものか?と問われればその答えはNoです。生徒たちにそこそこのやる気と学力があれば留学は出来てしまうものです。「行ってしまえば何とかなる!」は結果論であり、幸い良い結果が出ればよいですが、そうでない場合は厳しい現実が待っています。
私は留学を賭けにしたくありません。だからこそその子が留学するべきなのか?留学をするのであればどこで何をするべきなのか?そして留学を成功させるために何が必要なのか?全てにおいて抜け目なく話し合います。
「うちのコは勉強が苦手で・・・」
初対面での面談では、こんな話から入る事もあります。私はこの言葉をストレートには受け取りません。なぜか?日本の学業アプローチにおいて良い結果が出ないだけで、それとは全く異なるアプローチで勉強をすることで、学業や学校に楽しさを見出し、学校の成績だけでなく、人間的な成長を果たした生徒たちをたくさん見ているからです。
日本の学校では上手くいかない。世界的に見ればとても特殊な日本の学習環境において、たまたまそのやり方が合わないだけであって、別の方法であれば、その子の能力が何倍にも伸びる可能性があることを知っておいてほしいと思います。
引き続き親御さんからの質問と私の役割については触れていきます。