Cardigan Mountain School / 2023年版 ジュニアボーディングスクール訪問
今回はCardigan Mountain Schoolを紹介したいと思います。ボストン国際空港から北上すること2時間30分、前回の訪問は3月でしたがBostonが雪から開放されて春に向かい始めているタイミングであっても、ニューハンプシャーに位置するこの学校の近辺は、雪は少なくなっているものの至るところに点在する湖は間違いなく氷に覆われています。
Cannan Street Lakeも例外ではなく夏になれば子供たちが課外活動としてカヌーをしたり、泳いだりしているこの湖は分厚い氷に覆われて雪の平原の様に見えます。Cardigan Mountain Schoolはそんな湖の湖畔に立地するジュニアボーディングスクールです。
ナビゲーション通りに道を突き進むと毎回の様に山道を案内されて今回も舗装されていない氷の張った砂利道を四苦八苦しながら進みなんとかキャンパスに到着をしました。反対方向からアプローチをすれば普通に住宅街の広がる街並みも近くにあり、除雪のしっかりとされたアスファルトの道を進むことが出来ることを付け加えておきます。
以下、Cardingan Mountain Schoolの詳細です。
総生徒数:230人(寮生約210人、通学生約20人)
学年:6年生~9年生
留学生: 38%
創立年:1945年
学校タイプ:男子校
以前のブログではこの学校が開催するサマープログラムについても触れています。当時はコロナの影響で日本人が海外に行くことがなかなか難しい状況でしたが、今年はその障壁もだいぶ低くなったのではないかと思います。
この学校の強みは各生徒の個性を尊重し伸ばすところにあります。それはフィロソフィーやミッションステイトメントとして触れるのみならず、しっかりとプログラムとして落とし込んでいるところがこの学校の特徴でもあります。
PEAKS=Personalized Education for the Acquisition of Knowledge and Skills
Cardigan Mountain School のユニークなプログラムとしてそれぞれの子供たちの特徴、強みを担当の先生がしっかりと把握し、それを伸ばすための個別の指導を行うカリキュラムです。日本からの留学生にとってはそのメリットは大きく、特に日本式の授業スタイルに慣れた生徒たちにとっては北米の授業スタイルとは全く別物であり、授業の受け方、先生との関係性作り、日々のコミュニケーション、海外で生き抜いていくためのファンデーション(基礎)をしっかりと構築するためのケアをしてくれます。
ジュニアボーディングは総じてパーソナルケアが行き届いていますが、プログラムとしてしっかりと確立をしているのはCardingan Mountain Schoolの特徴と言えます。
また、立地を最大限に活かしスキープログラムについても定評があります。去年よりソチオリンピックのオリンピアんであるMs.Fordをスキーチームのコーチとして招聘し本格的にスキーの指導にあたっています。周辺の山々でのマウンテンバイキング、Cannan Street Lakeでのカヌーなど自然を活かしたアクティビティを通して人間的な成長を遂げたい子供たちには魅力的な環境が整っています。