父:正義 42歳 会社員
母:純子 41歳 老人福祉施設で働く
娘:咲喜 11歳 公立小学校6年生。塾に通う
母「咲喜は学年が上がるにつれて塾での勉強が忙しくなりました。
本人はそれほど塾の勉強に不満を言うわけではありません。
夜遅く塾から家に帰ってくる咲喜を見て主人は「オレより咲喜のほうがサラリーウーマンのようだ。」と冗談を言います。
咲喜の将来のため、彼女が望んだ大学に入るために、そして彼女が望む社会人になる基礎づくりと思い私は咲喜に勉強を頑張らせています。成績は伸びました。
しかし、小さい頃の天真爛漫な笑顔は成績が伸びと反対に消えて行く気がします。学校が終わると家と塾の往復で自然のことなどへの好奇心もなくなりました。」
留学コンサルタント「なぜサマースクールに行かせようと決めたのか?その動機、きっかけは?」
母「一所懸命に勉強する咲喜へのプレゼントと思い、昨年の夏に旅行感覚の3週間のサマースクールに行かせました。家族で海外旅行も考えましたが、一人で行かせることでたくましくなるだろうと思いました。」
留学コンサルタント「将来の計画は?留学を視野にいれてのサマースクールか?それとも思いつき?」
母「思いつきから始まりました。しかし、彼女は6年生の夏もサマースクールに行きたいと自ら言い出しました。」
2年目のサマーはホームステイではなく、世界の子供たちが一緒に集う寮制学校で午前学習、午後活動というプログラムを咲喜さんのご両親は選択しました。
ボーディングスクールでのサマースクールプログラムは個人参加です。世界中から生徒たちが集まります。英語の勉強が中心となりますが、午後にはいろいろな活動が準備されています。小学生には出発から現地に到着し出迎えスタッフに本人を引き渡すまで航空会社職員が案内するアナカン(Unaccompanied minor service)と呼ばれるサービスがあり、現地の学校到着を安全、確実に行ないます。
午後の活動はスポーツに特化したプログラム、音楽やダンスなどの芸術に特化したプログラムなど個性豊かなプログラムがあります。
ボーディングスクールの日常生活は学内で職員の管理下で行なわれ、外出は職員が引率するという安全な環境で行なわれます。