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St. Georges School  スイスボーディングスクール訪問

<前日のブログに続きます>
ジュネーブ郊外にあるCollege Du Lemanを訪問し、最寄りの駅、NyonからMontreuxまで電車で移動し、1927年、女子のためのインターナショナルスクールとして創立されたSt. Georges Schoolを訪問しました。基本データは前年5月訪問時のものを引用させていただきます。
総生徒数:492人(寮生87人、通学生405人)
受け入れ年齢:3才~19歳
創立年:1927年
寮生受け入れ年齢:10才
日本人生徒数:5名
昨年の5月6日にこの学校を訪問しました。その時のブログもできれば参照してください。
この学校はイギリス系のインターナショナルスクールとしてスタートしたわけですが、近年IBプログラムを取り入れた今もなお、イギリス系ボーディングスクールのなごりは明確に残っています。たとえば、この学校で使われているエクシートやハーフタームという寮が閉じる休みの呼称はイギリスのボーディングスクールのみで使われます。金曜日から月曜日の午後に終わるエクシートは、アメリカではロングウィークエンドと呼ばれています。ハーフタームの休みは3月のイースター休暇、そして12月のクリスマス休暇でおおよそ3週間あります。アメリカではスプリングブレイク、ウィンターブレイクと呼ばれます。
イースター、クリスマスはクリスチャンの人々の休暇です。アメリカでそれをあえて使わないのは、クリスチャンのみならずいろいろな信教の人たちが入学してくるからだという意味あいがあるようです。
エクシートとハーフタームの休みは年に7回あります。ハーフタームには学校が主催するヨーロッパあるいはアメリカなどへのオプションによる旅行があります。エクシートに関しては、通いの生徒の家などに学校がホームステイを手配してくれるとのことです。
前日訪問したCDLもこの学校もここ10年間に多くの施設が増築されました。その変化と拡大はIBプログラムに対する評価の向上があるのかもしれません。
現在のところ、St Georges Schoolへの入学難易度はアメリカボーディングスクールのランキングに例えるとランク3ですが、数年後は14歳以上の生徒に関してはTOEFLの結果を要求するなど明確な英語力を求めてくるかも知れません。
日本人留学生に関しては、4月入学が認められています。すなわち、英語力不足をできるだけ早く解消するために日本の学年を終了したらすぐに留学するというこの学校の方針によるものです。
この学校を訪問する度に、校長先生のMr. Tysonが学校の教育方針などを丁寧に説明してくれるのですが、彼の英語のアクセントは明らかにイギリス人でした。イギリス式教育の良い所をインターナショナルなスイスでこれからも伸ばしてほしいと思います。

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