Indian Mountain School 訪問
昨日に続きニューイングランド地方は雨が降り続いていますが、それほど寒くはありません。この時期ですから雪でないだけ幸運といえます。
Eaglebrookから車で2時間ほど、コネチカット州の西端にあるIndian Mountain School(IMS)を訪問しました。今年の10月、11月と私にとって訪問機会の多い学校ですが、今回、やっと新校長先生のジョディー・ソージャさんとお話しすることができました。IMSのウェブにある彼女の履歴をまとめます。
1999~2009年
IMS教師として歴史、ESLを教えるほか、体育科副主任、生徒指導副部長、ドゥーリトル寮長、アッパースクール長兼教務主任。サッカー、ラクロス、スキーのコーチ。
(2002~2003年:ハーバード大学大学院にて教育学修士取得)
2010~2014年
Millbrook School歴史講師、Episcopal High School教師、
2011~2014年
National Cathedral Schoolでミドルスクール長
ソージャさんは笑顔がとても素敵な女性でした。2児の母でもあり、二人の息子さん、ラッセル君とウィリアム君はともにIMSの生徒だそうです。豊富なボーディングスクールでの教師経験とリーダーシップを買われて今年、ソージャさんはIMSの1年生から9年生までの統括校長となりました。
ボーディングスクールの教師はTriple Threatと呼ばれる3つの大役を全うしないといけないと言われています。すなわち、教えること、寮での役割、そしてスポーツコーチとしての役割です。生徒と先生が一体となることは、理想的な教育環境を作り出せる反面、教師にやる気と技術がないと学校全体のパフォーマンスに大きく影響します。半分以上の教師が学校キャンパスに住むという生活環境に、あまりの重責と自己犠牲的な仕事が、一般的な教師と違うためにThreat(脅威)ということになるのでしょうが、ソージャさんは、「Threat」の内容とその良い面を熟知しているがゆえに、これからのIMSの発展に大きな貢献をすると私は確信します。
通いの生徒(152人)が寮生(66人)よりも倍以上いるIMSは、地元に根ざした学校といえると思います。幼稚園から4年生までの学年がローワースクール、5年生、6年生の2学年がミドルスクール、そして7年生から9年生がアッパースクールで、ローワースクールのキャンパスは独立しています。寮生の受け入れは6年生からですが、ESLクラスは7年生のアッパースクールから始まります。したがって、6年生からこの学校への入学を希望する場合は、生活に困らない程度の英語力が要求されます。