休日コラム 若者たちへのメッセージ Never give up
今日は勤労感謝の日、国民の祝日です。
昨日の日曜コラムで二男がU-29というテレビで取り上げられたことを
お伝えしましたが、NHKからもらったファイルは、
俳優の松坂 桃李さんがU-29のペナントを担いでいるデザインのものでした。
U-29で取り上げられている若者たちの実生活はどうやら、みな楽ではありません。
それでも彼らが、諦めずに自分の道を追求しているところが
とても人を感動させる要素があるから「U-29人生デザイン」という番組は
成り立つわけですが、このNever give upの精神は実は私たちが日常で
誰でも立場や年齢、性別を問わず共有できる精神ではないかと思います。
この番組のナレーターをやっている松坂さんにしても、俳優という一見、
人々の脚光を浴びる華やかな仕事であるわけですが、
おそらく、それを一生涯、全うするためには相当な精神の充実と気づき、
そして努力が必要なはずです。もちろん、彼はそれを口に出して言うことは、
ありませんが、ビニールファイルの彼の顔、表情は私には、
これからの人生に向かって行く若者の心意気と不安が
入り混じっているように思えるのです。
幸いなことに、私は日常でも10代の若者の世話をするのが仕事です。
多くの若者を見ていて感じるのは、それぞれの人がたくさんの可能性を
秘めていて、それがどこでどのように開花するかわからないということです。
彼らが諦めない限り、どこかでブレイクスルーが必ず起こると思います。
しかし、その時期や程度を正確に予言することは出来ません。
失敗を重ねても諦めない限り成功するということになります。
そんなことは誰でもわかる理屈なのですが、私は二男を見ていて、
そのことを実感します。
二男の養蜂の件でU-29のディレクターさんと話していると、
私が知り得なかった彼がたくさん出てきます。
私も親として、また息子の上司として、彼が社会に出るために
いくつかのインストラクションはしましたが、結局は、
それを生かすも殺すも彼次第なのです。
その押し付けは決してできません。
もし、できるとすれば、それは押し付けるほうの納得であり、
一方通行の自己満足でしかありません。
二男が結局、養蜂を継続してやっていけるのも、
彼のこころの奥底にある好きなことに対する可能性の追求ということに
なると思います。
好きなことを諦めずにやれば、必ずできる。
これは、私自身が自分に言っていることでもあります。
二男がその精神を養蜂で実現してくれれば、それに勝る幸せはありません。