留学コンシェルジュ

日曜コラム スポーツによるコミュニケーション

留学のコンサルティングで重要な要素の一つにスポーツがあります。
ボーディングスクールにおいては、インタビュー(面接)の時に、
好きなスポーツについて必ず聞かれます。
継続している期間、熟練度、実績などが話題になります。
私も初回の留学相談の際に、スポーツについて必ず留学希望の本人に尋ねます。
―好きなスポーツは何ですか
「剣道です」
―どのくらいやっていますか
「小学校1年生から始めました」
―試合ではどこをやっていますか
「次鋒です」
―君の学校の剣道部、強いですか
「はい、他の私立で強いところもありますが、いつも上位に食い込んでいます」
―それはすごいですね。私も剣道をやります。稽古は週に一度か二度ですが、竹刀は毎日500回くらいは振っています。
剣道の話になると、5分では終わりません。
あなたにとって、剣道は日々の生活のなかでどのように役立っていますかなど、
ついつい深みにはまってしまいます。
最近、相談にきた生徒は中学校三年生で二段だそうですが、
中学校で取れる段位として最高ですから、今までの地道な努力がうかがえます。
9月上旬に10年生として留学を控えた生徒も剣道をしていて、
竹刀を持参すると言っていました。
できれば、「剣道」同好会を留学先ボーディングスクールで
始めてほしいと思います。
ボーディングスクールでは、スポーツは必須です。
したがって、インタビューの際もスポーツの実績について聞かれると共に、
それぞれの学校のスポーツ事情も説明されます。
また、ボーディングスクールのスタッフは、たとえ先生でなくても、
必ずといっていいほど何かのスポーツのコーチや顧問を担当しますから、
インタビューをする側も自分の担当するスポーツの種目が、インタビューを
受ける側と一致すると話が盛り上がるわけです。
相談を受けた生徒が「剣道をやっています」というと、
私も自然により詳しく聞きたくなります。
そして、結論は、「こんど一度、稽古をしましょう」ということになります。
留学においては、スポーツによるコミュニケーションは時として、
本人を助ける最も大きな要素となり得ます。
それは、言葉によらないコミュニケーションがスポーツで可能になるからです。
剣道は、今のところ、世界のボーディングスクールで正式スポーツとしては、
採用さていません。
しかし、新たなチャレンジについて積極的にすすめる
ボーディングスクールにおいては、
剣道もスポーツとして認められる可能性があると思います。
剣道を世界にひろめることのきっかけは、
もしかするとボーディングスクールに留学を希望する
ティーンエイジャーが担えるかもしれません。

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