Northfield Mount Hermon School、Lawrence Academy訪問
今週の学校訪問も後半になりました。今回は私のボーディングスクールランキングでランク4の学校、すなわち生徒数がおおよそ400名以上、ESLはないかあるいはあってもサポート程度という日本からの留学生にとって入学難易度の高いボーディングスクールを訪問しています。
出願希望の生徒はすでに7年生としての1年間の留学を終えていて、生活に関する英語には不自由がありません。2016年9月に9年生としての入学を目指していますが、TOEFLやSSATの点数も今年の12月までには、訪問校が要求するスコアを取得できる可能性があることで、私は今回の訪問校を決定しました。
余談ですが、志願者のご家族からのよくある質問に、「スクールとアカデミーの違いは何ですか」があります。
違いはありません。
スクールが公立で私立がアカデミーということはありません。また、「アカデミー」という呼称の学校が認可されていない学校であるということもありません。
下記、訪問校の基本データです。
Northfield Mount Hermon School
総生徒数 650人(共学)
学年 9年生~12年生(PGあり)
創立年 1879年
寮生の比率 80%
留学生の比率 25%
TOEFL点数 85点以上
Lawrence Academy
総生徒数 401人(共学)
学年 9年生~12年生(PGあり)
創立年 1793年
寮生の比率 50%
留学生の比率 13%
TOEFL点数 60点以上
Northfield Mount Hermon School(NMH)はテンスクールズグループに入る学校といっていいと思います。総生徒数と寮生数のバランス、充実した施設、学校の入り口からメーンキャンパスまでが500メートル以上ある広大な敷地など、これから数十年後にはテンスクールズがイレブンスクールズに変わっているかもしれません。
NMHと比較するとLawrence Academyは寮生数が50%と少ないこと、学校が町に近く学校施設も劣ります。しかしながら、通いの生徒が多いということは、それだけ地域との結びつきも高いわけで、通いの生徒と友たちになって、週末をその生徒の家で過ごすなどということに興味のある生徒には、お勧めできる学校です。
両校ともにESLはYesとしていますが、もちろんボーディングスクールの学校生活に困らないコミュニケーション力に加えて、読み書き力も求められ、その基準はNMHのほうがかなり高いと言えます。
今回訪問のボーディングスクールのなかで、NMHの留学生の全体に占める比率が25%というのはすこし高いと思いますが、学校の規模が大きい分、バランスが取れるということが学校管理者の思惑ではないかと思います。
今まで訪問した学校を分類すると、田舎型校が、Berkshire School、NMH、地方の小さな町にある学校がSuffield Academy、Lawrence Academy、Willston Northampton School、Miss Porter’s Schoolとなります。
明日は最後の訪問校、Emma Willard Scholを訪問し、Deerfield Academyに立ち寄ります。