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夏休み中の学校訪問

ボーディングスクールは、夏休み中であってもアドミッションオフィスが完全に閉じることはありません。英語圏の場合、一般の人たちの夏休みは2~3週間くらいと思います。ボーディングスクールのスタッフも同様に2-3週間の休みをこの期間に取りますが、誰かがオフィスには夏の間もいて、一般の問い合わせに対応するとともに、新たな年度に向けての準備などオフィスは稼働しています。
夏休み中の学校訪問は、そこで学ぶ生徒が不在というのは確かに訪問する側にとっては残念なことですが、夏休みの期間でないと学校訪問に出かけられないという出願者ご家族の都合もあると思います。したがって、アドミッションオフィスは夏休み期間中であっても、学校訪問を受け付けます。
訪問先校の周辺の環境の確認、アドミッションスタッフの人柄や学校で生活する先生たちご家族の様子などを見て、訪問先校のそれぞれの個性を確認するのはもちろんですが、この時期にインタビューを志願者が体験して、年末から1月にかけて再度それをすることを認めてくれるボーディングスクールもあります。
また、何よりも早めに学校を訪問することで、志望校の優先順位を自分の中で明確にでき、そのうえで出願のための書類を揃えていくということで、余裕をもって手続きを進めていけることは出願者にとってはメリットと言えると思います。
学校によっては、近隣から学校に通っている生徒をガイドとして訪問ファミリーのために手配してくれるところもあります。
英語圏の国は夏の時期に時計を1時間進めるいわゆるサマータイムを実施しているため8時をすぎてもまだ暗くなりません。ボーディングスクールが多くあるアメリカ東海岸地方は、北海道と同じくらいの緯度ですから、夏の時期は日本ほどむし暑くなく、しのぎやすい気候です。
日本の蒸し暑さと喧騒かから離れ、草木に囲まれたてひっそりとしたたたずまいのボーディングスクールを訪問するのも、「夏休み」のアドバンテージかもしれません。
つづく

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