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小学生時代の留学について

<昨日のブログに続きます>
小学生留学を考えるにあたり、単身留学と比較して親子留学の違いで終わった昨日のブログですが、もう少し親子留学について述べます。
親子留学で私がいいと思うのは、お母さんが留学する明確な目的があり、それに子どもがついていくという場合です。
親子留学がうまく行かない大きな理由として、お母さんと子どもの英語力のギャップ、異文化適応の差があります。子どもがかなり早いスピードで英語力を獲得し、現地の生活に順応していくのに対して、お母さんの役割が子どもの世話であるとすれば、英語力が無くても、異文化に適応しなくてもその役割は果たせます。その結果、同じ場所で暮らしながらも、生活において親子で価値観のずれが起きたり、外部とのコミュニケーションギャップが起きたりしてしまいます。
お母さんを中心に考えると、このような状況は回避できるのではないかと思います。具体的には、お母さんが語学研修や大学あるいは大学院に留学して、それに子どもが付随するというかたちを取ります。
「勉強と子育ての両立は無理」と考えるのであれば、このプランは成り立ちません。むしろそれでもやりたいというチャレンジ精神がモーレツに忙しい留学生活をすることになるであろうお母さんを支える精神的支柱となります。
さて本題の単身小学生留学についてですが、現在小学校3年生で留学させているお母さんに本人のアイデンティティーについて質問すると、「日本人としてのアイデンティティーがぶれることはない」という明確な答えが返ってきました。その根拠は、家族の絆、すなわち一体感が明確であることと、留学している本人と日本にいる家族とのコミュニケーションがうまく行っていることにあると思います。
小学生を受け入れるボーディングスクールもアイデンティティーの重要性を十分に認識していますから、留学生と親とのコミュニケーションについては、明確なポリシーのもとでその便宜を図ってくれます。そのような学習環境においては、小学生であっても単身留学が可能なのだと思います。
もちろん、語学習得が最優先ではありません。あくまでも本人の精神的な成長、異文化理解と母国に対する興味、そして小学生が持っているすなおな好奇心をどこまで親がいない環境で伸ばすことができるかということが小学生留学においては、優先的に考えられるべきではないかと思います。

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