日曜コラム 親子で過ごす大事な時間
もうすぐサマースクールが北半球で始まります。
この時期にアメリカ国務省のビザの管理プログラムが故障して、
2週間~3週間、ビザ発給が停止してしまいました。
今日サマーに出かける生徒は、とうとうビザ発給が間に合わず、
審査途中でパスポートを返してもらいました。
地方なので、東京に前泊したのですが、スケジュールはびっしり。
私たちがアメリカ大使館で本人のパスポートを回収して、
昨日、渋谷駅でそれを渡しました。
―パスポートの件では大変でした。
「本当に、こんなことってあるんですねぇ」
―35年間この仕事をやっていますが、コンピュータのシステムダウンがこれほど長期にわたったことは初めてです。今のうちにいろいろ経験しておきましょう。これからが楽になります。
「ええ、いつもプラス思考です。では、これから屋形船に乗ってきます」
―それは素晴らしい。ぜひ楽しんでください。
親子で過ごす東京、これも留学前のとてもいい思い出になると思います。
できれば、お父さんも参加してほしいのですが、
いつかそれも実現すると思います。
わが子と一緒にアメリカ旅行にチャレンジするお母さんがいます。
「サマースクールに行く前に、私たちはテキサスに行きます」
―えっ、テキサスのどこに行くのですか。
「アルバカーキです。そこから三角地帯があるそうで、そこを親子でドライブしてきます。」
―それは、すごいですね。私もアリゾナ、ユタを家族でドライブしましたが、地平線が見えました。まっ平らな大地を走りました。
「そうですよね。聞いてるだけでわくわくします。ところで、レンタカーはどんなものがいいでしょう。斉藤さんに学校訪問してもらった時は、フルサイズの車でしたか。」
―はい、リンカーンコンチネンタルのような大きな車でした。その下が日本で言うとスカイラインのようなクラスになります。
「お母さん、レンタカーはおっきな車がいいよね。」
―トランクも大きいし、そのほうが楽ですね。親子のチャレンジ、きっと素晴らしい思い出になると思います。ぜひ、楽しんでください。
私は学校訪問をする度に2回目の訪問は、「ぜひ独自でやってください」と
ご家族の皆さんに言います。
日本でドライブする人であれば、アメリカでのドライブはOKです。
道路は日本よりも空いています。
レストランやドライブインといったところは、日本に比べて、
アメリカはとても少ないと思いますが、家族でドライブして、
食べるところを探しながら、あるいはスーパーなどに立ち寄りながらの旅は、
きっと新鮮な情報をご家族にもたらしてくれるでしょう。
これからも多くのご家族が子どもの留学をきっかけとして、
オリジナルの旅をすることを応援したいと思います。