#3 ジュニアボーディングスクールで学ぶメリット
<日曜コラムに続きます>
高校としてのボーディングスクールスタッフは、ジュニアボーディングスクールを熟知していると言えます。今回の学校訪問でそれが明確になりました。
ボーディングスクール訪問の手順は、それぞれのセクションでの時間は5-10分前後の違いがありますが、基本的に施設見学1時間、志願者面接30-40分、親との面談20分です。
今回、コンサルタントして親の面談に望み、ボーディングスクールスタッフとの会話の中で訪問した各校においてジュニアボーディングスクールで学んでいることが評価されるコメントがありました。その理由は、数十年にわたりジュニアボーディングスクールからの生徒を受け入れている実績があるからです。
マサチューセッツ州、コネチカット州はボーディングスクール、ジュニアボーディングスクールともに学校集中がみられます。それ故に、お互いの交流が盛んにおこなわれています。
ボーディングスクールのアドミッションスタッフにしてみれば、留学生を獲得するため世界の5大陸を手分けして旅するわけです。それほどまでにして獲得したい留学生が地元州で学んでいるわけですから、定期的にジュニアボーディングスクールを訪問して、自校の入学条件等を語り、出願を促すのは当然といえます。
ボーディングスクールとジュニアボーディングスクール、相互の情報交換がおのずと多くなる分、一般の留学生よりも有利に入試が進められると思います。
更にそのうえ、ジュニアボーディングスクールで学んでいる留学生は、英語によるコミュニケーション、ボーディングスクールでの生活、異文化理解、寮生活の要領、学校授業のあり方などをすでに学習済みです。
学力がいくら高くても、英語力がないばかりにランク4以上のボーディングスクールに入学できないのは、とても残念なことです。多種多様な高校としてのボーディングスクール入学に際して、その選択肢の幅を劇的に拡大することで、その次の大学選択を有利に進めるためにも、ジュニアボーディングスクールからの留学はとてもお勧めです。