Indian Mountain School(IMS)、Rectory School訪問 6
<先日のブログに続きます>
IMSとRectoryを訪問したのは、すでに先週のことですが、その時の印象をもとに、日本の英語教育との比較を考えながらこのブログを書いています。
ジュニアボーディングスクールに留学する生徒は小学校5年生から中学校2年生までくらいです。この学年の留学生たちは留学してから3年間くらいでTOEFL60点から90点くらいまでに英語力を伸ばします。スタート時の英語力はゼロに等しく、英語知識も何もない状態から2-3年でどのようにして彼らが英語をマスターするのか、私はとても興味があります。その要点が理解できれば、日本で英語をマスターしようと思っている生徒たちにも有益な情報が提供できるのではないかと思います。
IMS、Rectoryでは英語を学ぶ環境がとても良いことの根拠をいくつか挙げると下記になると思います。
・英語をマスターするのに適した年齢
・英語しか使えない環境
・留学生のやる気を起こさせる環境
・人との結びつきがある
・精神的な開放
・自然の中での生活
先週、両校へ訪問した生徒はすでに両校とも合格を決めていました。すなわち、訪問の目的はどちらの学校で学ぶかを決めるためのものでした。しかし、学校訪問時、すでに両校とも夏休みですから、授業は行われておらず、先生と生徒は学校にはいません。しかし、学校訪問をした生徒とお父さんは、訪問して良かったと言います。
それは、上記の要点を彼らなりに確認できたからだと思います。
コネチカット州、ハートフォードにあるブラドレー国際空港から学校に向かう道中に学校がある周辺の環境は十分に観察することができます。日本で想像するアメリカの学校というのは、治安の問題、生活の安全性などが大きく取り上げられますが、彼らは現実を目の当たりにします。
英語を学ぶのに適した年齢に関しても、今回学校訪問をしたお父さんは、ぎりぎりのところで間に合ったと言われました。義務教育を日本で終えて、留学するのが順当ということが、お父さんの周囲の人の意見であったからです。その意見と異なった早期留学を積極的に提案したのは私ですが、本人の環境適応力、自らは進んで勉強することの難しさ、特性の生かし方、精神的な開放と本人の未知の可能性の追求などを考えると、中学校1年のほうが、高校1年生よりも良いことを、学校訪問をすることで実感したそうです。
つづく