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Indian Mountain School、Rectory School訪問

標題の2校、ジュニアボーディングスクールを訪問しました。1年に3-4回訪問する機会のある学校ですが、それぞれの機会で学校の「表情」は変わります。今回の訪問の最大の特徴は、在学生がいないお休み状態に両校があるなかでの訪問であったことです。更に今回の訪問を特徴づけたのは、出願者がすでに両校から合格をもらっていたということです。
あえて生徒不在のこの時期に学校訪問する理由は、出願者とそのご家族に個別の理由があったからなのですが、私自身にとっても特別な時期での学校訪問で、今までの訪問とは全く違った印象を両校に持ちました。
両校の基本データをTABSに基づいて下記に示します。
Indian Mountain School(IMS)
総生徒数:256(寮生90人、166通学生人)
学年:幼稚園~9年生
留学生(寮生)受け入れ学年:6年生~9年生
創立年:1922年
Rectory School
総生徒数:257人(寮生147人、通学生110人)
学年:幼稚園~9年生
留学生(寮生)受け入れ学年:5年生~9年生
創立年:1920年
基本データを見れば明らかですが、両校の明確な違いはその寮生と通いの生徒数にあります。一般的に考えて、寮生は世界中のどこからでも合格基準を満たせば受け入れることができるのに対して、通学生はその地域の住人に限られます。
入学難易度のきわめて高いボーディングスクール評価基準最高のランク5のテンスクールズやその次のESLのないボーディングスクール群、ランク4の学校では寮生が生徒数全体の8割程度を占める現実をみてもボーディングスクールの評価は寮生の数とその人種構成でおおよそ判断できるといっても過言ではありません。
しかし、ジュニアボーディングスクールにおいては、必ずしも高校としてのボーディングスクールのこの基準が当てはまるわけではありません。
上記両校ともに、小学から中学までの一貫校ではありますが、学年が多い割には、高校としてボーディングスクールと比べて各学年の生徒数はとても少なくなります。学年が増すごとに少しずつ生徒数が増えて、9年生の数は両校ともに40-50名程です。もちろん、卒業生を高校としてのボーディングスクールに送り出すのが、ジュニアボーディングスクールの使命とも言えますからその高校受験のノウハウの蓄積という点では、両校甲乙をつけがたいのが現実です。
つづく

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