ボーディングスクールの面接4 核心部分の質問
<前日のブログに続きます>
核心部分の質問は「なぜボーディングスクールで勉強するのか」ということになると思います。また、それと並行して「ボーディングスクールで何をしたいのか」という質問もインタビューのピークにあります。
30分以上のインタビューで1対1ですから、お互いの趣味、考え方の一致や相違などが極端な場合、インタビューはプラスにもマイナスにも加速していきます。通常はプラス方向に盛り上がるようにインタビューする側は考えます。結果的に、インタビューする人がかなり学校やボーディングスクール教育について語ることになります。その語りは多岐にわたります。学業であることよりも、スポーツ、芸術、音楽、そして学校活動などにおよびます。
余談ですが、アメリカ東海岸のあるジュニアボーディングスクールのアドミッションスタッフはスカイプインタビューの際、パソコンを持って外に出て、学校のキャンパスの実況中継を始めました。驚いたのは、生徒であり、その様子を見ていた親でした。インタビューが終わった後、私は担当者にGood Idea!と賛辞を送りました。留学生にはとても人気のある学校であり、入学難易度は決して低くありませんが、その生徒は合格しました。
核心部分の質問事項を挙げます。
Please tell me why you would like to study in a boarding school?
(If you become a student of this school, what would like to do?)
How do you contribute to our boarding school communities?
What do you think you can gain from our communities?
なぜ、わざわざ住み慣れた愛すべき場所を離れて、はるばる海を越えて、未知の世界にチャレンジをするのかということは、ボーディングスクール側の人にしてみれば、とても素朴は疑問です。
この質問に対する出願者の発言はとても重要なものです。この解答は単一のものではないと思います。基本的には、英語が話せるようになりたい、自分の視野を拡げたい、未知の世界を知りたい、異文化を学びたいなどになるでしょう。問題はこれらの観念的な目標をいかに自分ができる範囲の英語で表現するかということです。
自分の視野の拡大や未知の世界の探求、そして異文化学習などは、結局、多様な友だちを作ることで達成されると考えられます。それであれば、英語は簡単に作れますし、聞いている相手も納得できるでしょう。
異文化については、すなおにそれを知りたいということを英語にすればいいと思います。
I would like to learn English. If I can speak English well, I can visit many places in the world.
I would like to make many friends. I would like to make American friends, Chinese friends, Korean friends, Russian friends, Indian friends・・・. I want to have many friends.
I would like to know different culture. I am very interested in foreign music, art, dance, sports, etc.
決して難しい英語で回答を作る必要はありません。あくまでも、自分ができる範囲で考えることが大切です。
つづく