ボーディングスクール訪問-新たな入管システム
アメリカの主要な空港の一つ、シカゴオヘア国際空港の
入国管理システムが電子化されました。
二年前ころまでこの空港に夕方つく国際線の入国手続きは、
長蛇の列で乗り継ぎ時間が2時間では、足りない程だったのですが、
今回は、UA882便の到着が45分ほど遅れたにもかかわらず、
ハートフォード行きの国内線のゲートまで驚いたことに
十分に間に合いました。
オヘア空港到着から国内線ゲートに着くまでの時間の経過を追ってみます。
18:30 成田空港出発(定刻は17:45)
16:17 UA882便シカゴオヘア空港に着陸
16:40 入国管理局、イミグレーションに到着
16:48 入国手続き終了、国内線ターミナルに移動開始
16:55 ターミナル2でセキュリティ・チェック
17:00 国内線出発ゲートに到着
17:15 国内線搭乗開始
17:55 UA442便、ハートフォード行き、定刻出発
イミグレーションの長蛇の列が消えた理由は、入国管理手続きの完全電子化です。
パスポート確認、入国の目的、滞在期間の確認、指紋採取、顔写真撮影、
といった入国の際のルーティーンを人間の代わりに機械が行うようになりました。
手続きの言語選択もかなりあり、もちろん日本語選択も可能です。
その機械が入管スペースに20台くらいはあったと思います。
最終的には、機械が処理してプリントアウトしたデータを
人間がチェックするのですが、人のみでの処理と比べると
10倍くらい時間が短縮されたように思います。
幸いなことに、国内線のゲートに入るためのセキュリティ・チェックも
入国が土曜日の夕方であったせいもあるのでしょうが、
長蛇の列はありませんでした。
1時間もかからずにこの空港で乗り継ぎができたことは、
今までになかったことです。
入管の機械化で、クルーメンバー専用のブースも消えました。
アメリカの主要な国際空港の入管は、
おそらくこのシステムが導入済みと思います。
乗り継ぎ時間が今までよりも1時間ほど短縮されたとはいえ、
今回のケースは、手荷物を預けていないので、
預けた場合に比べて20分くらい早く国際線から国内線への
移動ができました。
出発遅延、国内線でのセキュリティ・チェックの待ち時間、
を考えると、乗り継ぎ時間は2時間以上を考えてフライトを組むのが、
安全であることは間違えありませんが、
入管システムの電子化は画期的といえると思います。