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Brewster とTilton School訪問

この2校を訪問したのは先週の水曜日と木曜日でした。それぞれの学校の基本データを下記に示します。
Brewster Academy
総生徒数:361人(寮生291人、通学生70人)
学年:9年生~12年生+Post Graduate
留学生(寮生)受け入れ学年:9年生~11年生
創立年:1820年
全校生徒に占める留学生の割合:15%
Tilton School
総生徒数:223人(寮生164人、通学生59人)
学年:9年生~12年生+Post Graduate
留学生(寮生)受け入れ学年:9年生~11年生
創立年:1845年
全校生徒に占める留学生の割合:25%
ニューハンプシャー州にあるこの両校に共通しているのは、ESL担当の先生がともに日本で2年以上にわたり滞在した経験があり、奥さんが日本人であることです。留学当初の異文化への適応に戸惑う時、ESLの先生が日本語およびその文化特性を理解しているだけでなく、その奥さんが日本人留学生にとって有力なカウンセラーとなる得ることは、なんと心強いことでしょう。
入学難易度については、Tilton SchoolがTOEFLスコアを要求していますが、最低点の提示はありません。Brewster Academyは、現在のところTOEFLスコアは出願の際に求められてはいません。私のランクではTilton Schoolが3.5、Brewster Academyが3.0です。
Brewster Academyでは、ESL担当のPeter Mosesさんご自身が学校案内をしてくれました。ボーディングスクールの現場で留学生に英語を教える先生からいろいろと留学生について話を聞くことが出来ました。
Peterさんは日本在住時に幼稚園児から80歳以上の人まで幅広く英語を教えた経験の持ち主です。さらには、英語の先生にも英語指導をしていたそうです。その彼によると、日本の英語教育は解釈することに特化しすぎていると言います。さらには、覚えさせることが多すぎて、授業が単調になり、コミュニケーションの道具としての英語本来の役割が機能していないということでした。
アメリカ人から見ると、日本の受験のシステムがとても奇異に見えるのだと思います。
Tilton Schoolでは、Anthony MonticelloさんのESLクラスを訪問しましたが、彼は授業を中断して私たち訪問者に彼のクラスの説明をし始めました。その間、生徒たちは手持無沙汰にしているかというと、10名ほどの生徒は、それぞれがパソコンに向かっています。
日本と違って、英語圏の国々では、ディスカッションあるいは課題に取り組むという授業のあり方が一般的です。生徒の自主性を重んじる、あるいはそれを伸ばすことの実践は簡単ではありませんが、ボーディングスクールにおいてはESLクラスでさえも、講義形式の授業ではなくて、生徒に考えさせる、取り組ませることが多いことを実感しました。

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