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日曜コラム アメリカからスイスへ

今週の日曜コラムはボストンで書いています。
出張中、おおよそ夕食が終わると、そのまま寝入り、午前2時ころから
その日の活動を開始するのが私の日課ですが、今回もそのパターンのとおり、
今、ボストンは午前4時30分、ここ空港のホテルはひっそりとしています。
今日の午前中、同行したご家族のボストンでの国際線チェックインをお手伝いして、
私はワシントンDCとチューリッヒを経由してジュネーブに向かいます。
学校訪問で大西洋を渡るのは2回目ですが、時差ボケが少し気になります。
日本からアメリカの東側まで到達するフライトは13時間あまり、
この時間が私には意外と早く過ぎていきます。
映画(邦画)を完全に1本見て、2本目でうとうとして、3本目あたりで、
映画に飽きて読書ないしはパソコンに向かい、また睡魔に襲われ、
気が付くとあと3-4時間で着陸というパターンです。
大西洋フライトは太平洋の半分くらいの時間ですから、
今回は映画はやめて読書に徹するようにしたいと思っています。
おそらく、私の好きな邦画、特に時代劇はユナイテッド航空、
大西洋国際線ではありえないでしょうから。
今回のアメリカ東海岸の学校訪問は、寒さがいつもよりも強く感じられました。
この地方で今季一番の寒さを迎えた朝、快晴ですが気温はマイナス24度、
施設見学は同行した生徒の7歳の妹さんにはつらかったと思います。
ツアーガイドのKateさんは、この寒さのなかでも、1時間にわたり外でも、
内でも話し続けました。
寒さに慣れているとはいえ、ビジターに学校をわかってほしいという精神は
とても立派であり、その態度は称賛に値します。
先週の日曜日から金曜日までアメリカの大自然といってもいい環境で過ごし、
ボストンに到着した時、同行した生徒は、「やっと都会だね」と言いました。
その言葉に私もほっとしました。
ボーディングスクールはすべて人里離れた田舎かあるいは小さな町にあります。
都会の喧騒とは無縁なところです。加えて、ニューイングランドはとても寒い所です。
スイスもイギリスもみな、「ボーディングスクール」と名のつく学校は、
同様の環境にあります。
この環境が子どもたちを育てるのだと私は確信します。
そして、育てられる時期が10代の始めから終わりにかけてということも、
とても納得がいきます。
すなわち、自分が本当に好きなことや、やりたいことを発見するためには、
このようないわば生きていくためにけっして優しくない、厳しい環境に
一定の期間、身を置くことが長い目でみるとプラスに働くということです。
寒さや田舎という環境では、ニューイングランドに劣らない、
ヨーロッパにこれから向かいます。

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