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ボーディングスクール―中学、高校英語力要求度の違い

TABSに加盟しているアメリカボーディングスクール200校あまりのうちで、中学校(9年生)までの学校を一般にジュニアボーディングスクールと呼びます。その数は10校ほどです。9年生から12年生までのボーディングスクールが高校になります。中には中学校、あるいは小学校を併設している学校もありますが、その数は多くはありません。
ESLクラスのインフラを整備して、アメリカの高校ボーディングスクールが留学生の受け入れを積極的に行うようになったのは、70年代の後半から80年代前半にその起源があると思いますが、ジュニアボーディングスクールのESLインフラはFay Schoolが他校に抜きんでて早い80年代の後半で、その他の学校は90年代になってからESLインフラに積極的になったように思います。
ジュニアボーディングスクールが要求する英語力と高校ボーディングスクールが要求する英語力には当然差がありますが、いずれの学校群においても、英語力が無くても留学することは可能であるのが現実です。
高校としてのボーディングスクール群が要求する英語力は、ゼロからTOEFL105点までとにかくバリエーションに富んでいます。大雑把に分ければ、テンスクールが100点以上、ランク4のESLなしのボーディングスクール群が最低でも80点以上、ランク3のESLのあるボーディングスクール群が40点以上です。ランク3の学校群には、インタビューは要求しますが、英語力は極端に言えば、挨拶程度でも入学を許可される学校もあります。
ジュニアボーディングスクールは、Fay SchoolがTOEFL、SSATを要求しますが、合格のための最低点はおそらくTOEFL60点くらいにあると思います。SSATについては、参考までのスコア提出となっていますが、提出は必須と考えた方がいいでしょう。
Fay School以外のジュニアボーディングスクールは、基本的にはTOEFL Juniorのスコアは提出を必須と考えてください。合格のためのスコアを追求するよりも、インタビューで、英語での基本的な受け答えができるかどうかを基本とすれば、日常的なコミュニケーションを求められるが、下記学校群です。
Fay School
Eaglebrook School(男子校)
Fessenden School(男子校)
Rumsey Hall School
Bement School
Cardigan Mountain School(男子校)
Hill Side School(男子校)
最小限の英語力でも入学を考慮してくれる学校を下記に挙げます。
Rectory School
Indian Mountain School
North Country School
但し、ジュニアボーディングスクールは学校の規模が小さいため、毎年、出願者の状況によって、日本人受け入れ枠が変化します。上記リストはあくまでも目安として考えてください。

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