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その3 ボーディングスクールの入学難易度

<土曜日のブログに続きます>
10代前半の生徒が留学をすると半年ほどで、生活するのに困らない英語を覚え、後の2-3年で学習に必要な英語を覚えていくことになります。故に留学当初に求められる英語力は挨拶程度で良いと考えられていたのは、韓国や中国からの留学生が増える前のことです。
今は、ジュニアボーディングスクールでさえもが、多くの韓国、中国からの英語力のある志願者のために、日本人志願者にも英語力が求められるようになってきつつあります。
また、アメリカのボーディングスクールの場合、アドミッションスタッフも5年くらいで変わるのですが、日本人留学生の真面目さ、勤勉さ、正直さ、すなおさなど熟知する古参のスタッフが今、世代交代の時期になっていると思います。
アドミッションスタッフが変わると、それまでの留学生受け入れ方針が大きく変わる場合があります。日本の留学生からの出願では、成績証明書の偽造やテストの点数の過大申告などあり得ないことですが、他の国においてもそうであることはないようです。したがって、その真偽をはっきりさせるために、学校側も志願者に対して、無理を強いることになるのです。
結果いかんにかかわらずSSATのスコアの提出、本人の可能性を無視するかのようなTOEFLの足きり点など、アメリカのボーディングスクールの留学生受け入れの現実は、経済発展を遂げたアジアの国々が変えたと言えると思います。
これから、中国ほど激しくないにしても、インドやベトナムからの出願が増えると思います。そうすれば、今のままでは、日本からの出願者はより不利にならざるを得ないでしょう。
私はこのボーディングスクール入学の現実を変えたいと思います。そのためには、日本からの志願者が英語をより楽しく学ぶ方法を考えなければなりません。また、英語が必要だという意識を日本全体がより持たなければなりません。
「そんなことは、百も承知だ」ということも解っています。しかしながら、大学入試というシステムは一向に変わらないのです。
話しをボーディングスクール入学の難易度に戻します。
たとえ1-2ヶ月の短期かんでもいいので、ボーディングスクール入学を目指す人は英語学習に取り組んでください。TOEFLの準備は、すこし年齢の高い人たちと一緒であれば、いろいろな学習機関で学ぶことができます。ここを乗り越えれば、英語が使えるようになる、英語でコミュニケーションが可能になるという意識をもって、アジアの他の国からの志願者と共に伸びていくという気持ちで英語学習に臨んでください。

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