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日曜コラム 美味しくなった寮の食事

アメリカ、ボーディングスクールで今まで多くの日本人留学生が、
寮の食事に対して不満足を述べています。
私たち日本人の味覚からすると、到底納得できないというのが、
正直な生徒たちの気持ちであると言えます。
ところが、最近、寮の食事に大きな改善が見られます。
先週の学校訪問の際、コネチカット州のIndian Mountain Schoolで、
昼食を取る機会がありました。
ホットミール(調理された暖かいメインデッシュ)は白身の魚、チキン、
そしてシェフがスライスしてくれるローストポークでした。
私は白身の魚とローストポークをいただきましたが、
とても美味しくいただきました。
私だけでなく、在校生のお母さんも「この食事のどこが不満なの・・・」と
率直に言っていました。
シカゴにあるLake Forest Academyを訪問した際、シェフがブランチ
(朝食と昼食を兼ねた週末の食事)の準備をしていましたが、
同行した生徒のお母さんもGoodの評価をしていました。
ニューヨーク州のナイアガラの滝近くにあるGow Schoolでも昼食を
いただきましたが、学校訪問の主人公である生徒も、
そのご両親もランチにとても満足されていました。
私もチキンをいただきましたが、美味でした。
寮の食事の改善には留学生も一役買っていると思います。
味にうるさいアジアやヨーロッパからの生徒が学校に
強く改善を求めたに違いありません。
良い所を伸ばすポリシーを持っているボーディングスクールは、
彼らの意見を受けて、どうしたら食事が改善できるか考えました。
頻度高く訪問する学校で、「食事が美味しくなりましたね」と言ったところ、
食事を作る会社を複数の中から選んだ結果、美味しくなったということでした。
それ以前は、学校が自前で雇ったシェフにすべてを任せていたわけですが、
料理は料理の専門ユニットを競争させることで、多くの学校で、
進歩が見られ結果となりました。
ここにも、アメリカの資本主義、競争社会が感じられます。
すべてが、競争一点張りではいけないとグローバル社会では、
多くの専門家が言っていますが、ことさら食べ物に関しては、
日本の調理ユニットがボーディングスクールに持ち込まれたら、
改善を通り越して、革命になるかもしれません。
最近のボーディングスクールでは、食事に関して生徒の提案や要望を
受け入れるとアドミッションスタッフが言っていましたが、スシやラーメンが
ボーディングスクールのランチメニューに加えられる日が
近い将来来るかもしれません。

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