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一人欠ける家族―ボーディングスクール留学

留学によって家族が一人欠けると、それまでとは違った家族の日常が始まることになります。食事の準備、洗濯物の量、土日の過ごし方などに当然のことながら、変化が見られます。しかし、一番大きな変化はお母さんの意識にあるように思います。もちろん、お父さんにも意識の変化がありますが、仕事が基本となっているお父さんにとって我が子の留学前、留学後でその接点が大きく変化するかというと現実的にはそうではありません。
お母さんにとって、我が子の留学による意識の変化は、留学前のほうがいろいろと想像することが多くあり、落ち着かないのかもしれません。その落ち着きのなさの最も大きな原因は、これから留学をする我が子の日常生活にあります。
今までの学習ルーティーンとは、まったく違った世界が留学ですが、我が子の日常には、なんら変化がありません。留学先で求められる英語力、自主的発言力、寮生活においては、身の回りの整理整頓、洗濯物の管理、朝の準備など、「これで大丈夫?」というのが、おおよそのお母さんの本音と思います。
「留学後の寮生活の厳しさ、アナタから子どもに言ってください」とお父さんにお願いするお母さんは、ほとんどいないのではないかと思います。お父さんの力を借りるまでもなく、どのようにしたら、寮生活という今までにはなかった社会を我が子に認識させるかは、結局のところ本人が痛い思いや辛い思いをしながら学習するしかないという結論に達するわけです。
留学を直前にしてもなお、持ち物の整理や書類チェックなどが親任せであることを不安に思うのがお母さんの本音で、仕舞には親子で準備を完了するのが、渡航の当日というのが現実なのかもしれません。
これから一人欠ける家族になると、お母さんの心の中の一抹の不安は、それが現実を迎えるとどのように変化するのでしょうか。
つづく

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