#5 学校訪問-午後の学校訪問について
<13日のブログに続きます>
午後の学校訪問は、午前中の訪問校と違って、学校間の移動距離が長くなります。従って、いろいろな要素から予定通りに訪問できない可能性も多くなります。
予定通りに学校訪問を行うために、最初の訪問校に着いたら、アドミッションスタッフに学校を出る時間を明確に伝えます。更にツアーガイドの生徒や時には学校スタッフにもツアーの終了予定時間を告げることです。気の利いたアドミッションスタッフであれば、こちらが学校を出る時間を告げる前に、それを質問してくれますが、それを期待していると、言うタイミングを逃してしまいます。施設見学も同様にガイドが自己紹介をしたら、こちらから終了時間を特定しておくことをお勧めします。
学校訪問の1校の滞在時間はおおよそ2時間ですが、1時間半で終わらせてもらいたいこともありますし、授業参観などを希望すれば3時間くらいになる場合もあります。時間管理を学校に任せっきりにすると予定が大きく狂うということも知っておく必要があります。
交通事情などにより予定通りに学校につけない場合の対処は、前回のブログで述べました。とにかく安全第一です。交通渋滞を抜けて、道が空いているからといってフリーウェアを制限スピードよりも10マイル以上の速さで飛ばすと、スピード違反でつかまることもアメリカ、カナダでは十分にあり得ます。
午後の学校訪問では、学校間の移動とともに、昼食をとる時間も必要になります。余裕があれば、訪問校のダイニングホールで昼食を先生と共に摂ることも、ボーディングスクールでは普通に行われています。午前中の訪問校にレストランを推薦してもらうのも良い方法です。そのような余裕がない場合、便利なのがガソリンスタンドです。アメリカでは給油のみのガソリンスタンドは珍しく、コンビニエンスストアの機能を持ったものが標準です。
日本と違って、フリーウェイにドライブインはめったにありません。自由に乗り降りができるので、食事を摂る時は、みなフリーウェイを降りて行うというのが一般的で、アメリカでは日本のようにドライブイン文化は発展しませんでした。
もしかすると、アメリカでは食に対する愛着やこだわりがないから、このような結果になったのかもしれません。
2校目の学校訪問が終われば、時間的な制限からは解放されますが、最初のうちはなるべく日没前にホテルに着けるように訪問プランを立てることをお勧めします。
また、あらかじめ、ホテルにレストランがついているかどうかを確認しておけば、夕食をとる最良のタイミングを計画することもできます。
以上、学校訪問を実践する具体的な方法を、私の38年間の経験から述べさせていただきました。このシリーズが学校訪問をするご家族にとって役立つものになれば幸いです。