休日コラム 異常な暑さの夏に
異常に暑い日が続いています。
テレビでは最高気温が更新される都度、
全国規模で、熱中症により病院に搬送された人が報道されます。
また、昼間は外出を避けて、こまめに水分補給をして、
エアコンを適切に使うなどの報道もなされます。
そのようななか、個人的には、テレビの熱中症対策には従わずに
昼休みの時間は、皇居マラソンに出かけています。
昼間の最高温度が更新されるような日は、テレビクルーが
皇居の南側、東京駅にほど近い大手門付近で
ジョギングする人を待ち構えています。
「暑くないですか」という質問から始まり、200メートルくらい、
カメラマンを兼ねたインタビューアーが、私と伴走しながら
質問されたのを、2-3年前ですが覚えています。
今年は、ラジオクルーの人からインタビューを受けました。
場所は、大手門の広場付近ではなく、毎日新聞のビルのある
皇居の北側竹橋付近平川門でした。
この道が2020年東京オリンピックでマラソンコースになっているそうで、
インタビューアーは、盛んに暑さ対策について質問するとともに、
オリンピックでこの時期に、このコースを
選択することへの意見を求められました。
すなわち、その人は、コースの変更および、
時間の変更を私に言わせたかったのではないかと思います。
コースの変更は難しいが、スタート時間をより早くすることで、
選手への負担は軽くなるのではないかと述べました。
これだけ暑いと、剣道の稽古も十分な給水と休憩が必要です。
日曜の午前中、10時半から12時までの稽古で
2リットルのスポーツドリンクが空になります。
冬であれば、稽古中に一度も面を取ることはありませんが、
この時期は、給水を兼ねて、適宜面を取って、休憩します。
給水は2リットルほどですが、おそらく発汗はそれ以上でしょう。
真夏に、頭と手首を含む全身を覆って動き回るのですから。
剣道稽古に熱心なフィリピンから来た若者によると、
彼の国では、恒常的な暑さのため
熱中症がテレビで報道されることはあり得ないのだそうです。
暑さに国民が慣れていて、それが当たり前なので、
体の暑さに対する耐性が日本の人たちと違うのではないかと思います。
日本もあと半世紀くらいすると熱中症関連の報道は、
なくなっているかもしれません。
お盆の時期、そろそろ、今年の暑さもピークを越えたかもしれません。
皆さん、暑さ対策を万全に、無理せず、健やかに夏休みをお過ごしください。