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教育と未来 - 小学・中学・高校留学

昨日の日曜コラムでご紹介したセバン・スズキさんですが、12歳の彼女をして、地球の未来を憂い、そのあるべきすがたを語らせたのは、教育だと思います。彼女受けた教育と彼女の意思の接点が結ばれ、線を作り、線が面となり、さらにその面が立体となってセバンさんは地球の未来のために、彼女は持てる力を最大限に生かして、地球環境サミットの場に臨んだと思います。
その情報収集、それらの確認や検証、自らの提言、彼女が今まで受けてきた教育が有機的に機能し多くの人々を感動させ、「伝説のスピーチ」として1992年のことが今でも多くの人々を感動させています。
教育は偉大です。そして、これからの世の中でよりその質と量が向上していくことは間違えないと思います。教育が地球の未来、すなわち、私たちの未来を決めるといっても過言ではありません。その教育は決して競争して勝ち取るものではなく、点数ですべてが決められることでもありません。教育とは、それを受ける人たちに誇りと希望を与えるものであり、未来に向けての処方箋をそれぞれの人に提供するものであると思います。
教育には二つの役割があると思います。一つは未知なるものに対する挑戦、そしてもう一つは人としてなすべきことの追求です。未知なるものへの挑戦は、これからもどんどん進歩すると思います。その恩恵を受けて、私たちの生活はこれからも豊かにそして便利になっていくでしょう。しかし、人の倫理の追求という面においては、セバンさんの指摘が今でもダイレクトに私たちに響きます。ということは、サイエンスがいくら進歩したとしても、私たちの意識が負の感情に支配され、それが継続されれば、地球そのものの未来がなくなってしまう瀬戸際にあるのが現代です。
教育に基礎力はとても大切ですが、セバンさんは12歳にして、全世界の人に向かって自分の考えを発信しました。初等、中等教育の年齢であっても、単なる勉強だけでなく、勉強したことを応用して、それを世に問うことが可能な時代になりました。そんな時代だからこそ、初等、中等教育時代に子どもたちが感じること、行うことがとても大切になります。
子どもたちにはなるべく多くのそして大きな世界を体験させたい。そして、なるべく多くの可能性を彼らが自ら見つけられるように、精神的道案内をしたい。グローバル時代、その鍵を握るのは、教育に他なりません。

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