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その2 ボーディングスクール選定の要点 費用面

先日のブログでご紹介したコンサルティングケースで、「(留学先の)国が決まっていない場合」の年間費用のところで、オーストラリアを説明していませんでしたので、今回はそこからスタートさせていただきます。
オーストラリアは国が広大でその割には人口が少ないという点では、アメリカ、カナダと良く似ています。オセアニアの隣国、ニュージーランドと比較すると、留学生の受け入れに対して国としての統制はなく、基本的には州および都市などの教育委員会が独自に中学、高校生の受け入れを行っています。
前置きが長くなりましたが、このような国情からニュージーランドと比較すると私立と公立では授業料に大きな差があります。公立の場合、平均すると13000ドルほど、年間の滞在費は10,000ドル程度です。その他、留学生に対するお世話の費用、保険費用等を加えるとすべてで27,000ドルくらいになります。
私立のボーディングスクールの場合、通いの学校と寮つきのボーディングスクールがありますが、その年間費用は、授業料、寮費、食費等すべて含めて30,000ドルくらいから50,000ドルまで学校によってかなりの違いがあります。
オーストラリアの私立中学、高校はいままで留学生の受け入れにはそれほど積極的ではなかったように思います。アメリカ、カナダと比較すれば、日本での大規模なフェアーや留学セミナー、あるいは学校個別の営業活動はとても消極的なように思います。今春にオーストラリアの私立中学、高校30校あまりのフェアーが開催されましたが、エージェントのみの参加でした。すなわち、一般向けにはまだその広報のノウハウが確立されていないのだと思います。
以上、年間留学費用のおおよその目安として、ニュージーランドとオーストラリア、そしてカナダの公立学校が300万円ほど、カナダ、オーストラリアの私立ボーディングスクールが500万円ほど、アメリカのボーディングスクールが600万円、スイスが1000万円ということになります。
次回は、各国の学校選定の基準について考えてみたいと思います。
(つづく)

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