日曜コラム 梅雨
先週明けから週半ばまで、日本中に大量の雨が降りました。
今年の梅雨は例年になく雨量が多くなりそうです。
ゲリラ豪雨と呼ばれるような雨でしたが、
同じような雨を私は北米、東海岸で何度か経験しています。
5月末の出張の時、カナダ、ケベック州のスタンステッドから、
アメリカ、バーモント州のバーリントンに戻る3時間ほどの道程の天気は、
霧、豪雨、そして時々太陽が垣間見えるという激変気候でした。
特に、豪雨時には、目の前20メートルくらいの視界しか確保できません。
高速道路も100キロのスピードでは当然走れず、60キロくらいで
視界を確保しながら進みました。道路が混んでいないので助かりました。
この雨と濃い霧は、30分ほどで2-3回山を越えると消えていきました。
もしこの状態が日本の都市およびその周辺で起これば、交通は瞬時に
マヒ状態になるでしょう。
この激しい気候の影響で、アメリカ東海岸の北部地方は空の便も大きく乱れ、
その翌日、私たちが帰途につけずに1日足止めされたことは、
さきの6月1日のブログでご紹介させていただきました。
アメリカの西海岸では、ゲリラ豪雨の経験はほとんどありませんが、
東海岸地方では、ゲリラ豪雨に遭遇することがあります。
時には、竜巻が発生するのではないかと思われるような雲から
幾筋もの灰色の帯が地上に垂れ下がっている光景も目にしたことがあります。
そして、雨の地域を抜けるとお日様とともに虹も何度か見ました。
すこし古い話になりますが、8年ほど前の秋、スイスのジュネーブでも、
激しい雨に見舞われたことがありました。
学校訪問を終えた自由時間に、ホテルから市内へと散歩に出かけた時の突然の雨。
上着も靴もすべてびしょびしょになりました。
ぼたぼたと落ちてくる激しい雨に避難するような場所がなく、
「まあいいや」という気持ちになって、どしゃ降りの雨の中を、
歩いてホテルまで帰りました。
ジャケットもパンツもそのままハンガーにかけておいたのですが、
パンツは部屋に置いてあった専用のプレス機にかけて、
翌日の出発に間に合いました。
昨日は久々の良い天気のもと、テニスをしました。
湿度もそれほど高くなかったので快適でしたが、その前に降り続いた雨で
いつものペースで運動が出来ていなかった分、体のキレがいまいちでした。
今日は引き続きの好天。剣道の稽古が楽しみです。