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中学留学の受け入れ校について

先週のブログに引き続き中学留学生の受け入れについて述べたいと思います。
最近更新されたTABS、Boarding School Reviewですが、この二つのサイトを使って、7年生から寮生を受け入れるボーディングスクールを容易に検索することができます。Boarding School Reviewではprimary focusという項目をつけて、ジュニアボーディングスクールに特化した学校も調べることができます。
TABSに属する北米のボーディングスクールの全体数が300校あまりの中で、7年生から留学生を受け入れる学校はおおよそ1-2割といったところで、その数は多くはありません。また、8年生以下の寮生徒は、9年生以上に比べてかなり少ない傾向があります。それ故に、7年生からの留学においては、受け入れ校の選定と入学1年目の学年および科目取りが重要なのです。
小学校を終了する段階で英語が話せないのであれば、1年間は英語力をつけるために7年生を繰り返すか、あるいは立場は8年生であっても7年生から入学するのがよいと思います。
年齢が若い分、異文化に慣れることも早いですが、日本とは全く違った英語学習の環境で読むこと、書くことをほぼゼロから学ぶことは、簡単なことではありません。多くの読書量、それに比例した作文やレポートの作成などを考えると、1年間は学業的、精神的な余裕があったほうが、結局は留学した本人が得をするように思えます。
もちろん、受け入れ校が本人の英語力と学力を加味して初年度の学年を決め、最初の半年くらいで、読むことも書くことも地元の生徒と同じように出来るに越したことはありませんが、それを達成するには、小学校時代に英語の基礎を学んでいなければなりません。
受け入れ校が留学生のためにテスト時間の延長、テスト問題の軽減などの特別措置をもって、地元生徒とのバランスを取るということも行われる場合もありますが、英語力の基礎を身につけるための1年の学年リピートしたのちに、地元生徒と同じ条件で学業を全うするということが留学生にマイナスには働かないと思います。
英語力と受け入れ学年、そして初年度の科目を常に意識して、学校訪問を行い、そのうえで最終的な留学先を決定することが、確実な中学校留学の手順です。

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