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英語力と学年の判定 中学生ボーディングスクール留学

中学から高校にかけての留学では、年齢が高くなれば高くなるほど、留学する本人の英語力が厳しく問われます。それぞれのボーディングスクールが独自の基準で、留学生の学年を判断しますが、受け入れ時の学年と留学初年度の学習科目の確認はとても重要です。
小学校のうちから準備して、中学生で留学することの最大のメリットは、短期間のうちに実用英語を学べることにありますが、いずれのジュニアボーディングスクール、あるいは中高一貫型ボーディングスクールにおいても7年生、8年生の留学生の数は、9年生以上の留学生と比較してとても少ないのが現状です。北米ボーディングスクールに関しては、7年生、8年生の合計人数は平均で20名から30名程度です。したがって、7年生、8年生の留学生だけのESLクラスを作ることは大変難しく、上級生との混合クラス、あるいは個別によるESLサポートなどになります。
中学留学では、年齢が若い分、異文化への適応が早く、聞く、話す英語は半年ほどで覚えます。中学1年の留学生と高校1年の留学生の1年後を比較すれば、話す、聞くという分野においては、若いほうが断然有利であることは、間違えありません。
しかし、読む、書くは聞く、話すということに比較して、本人の自助努力によって大きな差が生じます。
一般に9年生以上の高校留学においては、生徒の全体数が多いことと、教科の内容の専門性や難易度から、留学生のためのESLによる英語クラスと歴史クラスが確立している場合は多く、高校3年間での卒業を目指す留学の場合、最初の2年間でESLクラスを終了し、最後の学年は、レギュラークラス(通常のクラス)のみになります。
中学留学の場合、中学1年から留学するとすれば、たとえ英語力がゼロであっても、1年くらいで同級生と同じような学業実績をあげられると学校が考える場合は、留学生に半年ほどレギュラークラスを聴講させて、ESLサポートをつけます。その間の宿題、テスト、授業参加は留学生のための特別配慮がなされ、この猶予期間を経て、留学生たちはよちよち歩きながら、レギュラークラスの1員となります。
7年生であっても、英語力不足のために同じ学年をリピートさせる学校もあります。リピートするか否かの判断は、それぞれの学校が独自で判断をします。同学年を繰り返すか、進級させるかの基準は、ボーディングスクールにおいては、統一的明確な基準やそれを示す英語力の数値などはありません。

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