フライトキャンセルのケース - ボーディングスクール訪問
時間厳守と顧客サービスが徹底している日本社会に比較して、
英語圏ではこの概念が鷹揚であり、とても「いい加減」と言えると思います。
今回のカナダへの学校訪問は、現地集合、現地解散で私はフライトに関しては
行きも帰りも単独行動を取りました。
日曜コラムでシカゴから成田に向かうユナイテッド航空881便が
機材メンテナンスという乗客にとっては、飛行機の何がどうなっているか
わからない状況で5時間余りの遅れを生じました。
更に、チェックインした荷物を乗客の都合で運び出すという
これまた不可解な作業で更に1時間以上も遅れて、
881便はゲートを離れたのですが、これから飛び立つという時に、
機長からのアナウンスで飛行機運営スタッフの勤務時間超過で、
なんとゲートに戻るというのです。
5時間余りも遅れて、更にユナイテッドの不手際ともいえる対処で
更に遅れ、挙句の果てに飛行機は飛ばないことになりました。
そして、「乗客への対応はまだ情報がない」という機内アナウンスが流れました。
日本であれば、機内の乗客から「えー、どうなっているんだ」などど、
愚痴が漏れそうですが、ユナイテッドの機内はとても静かでした。
夜はすでに深けていて、今日のフライトはあり得ません。
指定されたサービスカウンターに飛行機を降りた乗客が殺到し、
なんと100メートルを超えるような長蛇の列です。
それを対応する職員は2-3名にしかすぎませんでした。
ところが、この列は1時間もすると半分ほどに減りました。
すなわち、100以上もあるゲートのコンピュータと係員を
対応にあたらせているのです。
フライトがキャンセルになると、おおよそその日のスケジュールは
すべて立て直さないといけなくなります。しかし、
それで、安全な旅が確保できると思えば、意識を早く切り替えて、
次のフライトと宿泊、食事を確保して、リスケジュールを考えるのが、
得策と思います。
今回のフライトキャンセルで、ユナイテッドが手配してくれた
ホテルはホリデーインエクスプレス&スイーツで空港から車で10分ほどの
所にありました。
チェックインは真夜中を過ぎたころでしたが、ピザのデリバリーは
早朝4時までやっているとのことで、夜の食事は確保できました。
もちろん、デリバリーされた夕食の費用は
ユナイテッドのミールクーポン21ドルでカバーされました。
そして今、一日遅れてシカゴオヘア空港で成田行き、
UA2111便の搭乗案内を待っています。