休日コラム 連休時の学校訪問
この2年間、5月の連休は学校訪問に出かけています。
去年は29日の出発だったので、成田空港はとても混雑していました。
しかし、朝の新宿や渋谷の混雑とは違い、人々の服装はカラフルで、
出発ロビーは元気があふれています。
カウンターでのチェックインを終えて、出国手続きを済ませ、
出発ゲートに向かうと徐々に人の波が少なくなってきます。
そして、搭乗時間になると、また人が増えます。
最近の国際線は、複数の航空会社による共同運航(コードシェア-)なので、
機内の混みようは、連休時でも閑散期でもそれほど差はありません。
冬の時期のウィークデーに渡航すると、たまには3列座席に一人などと
いうフライトもありますが、通常は80%以上の乗機率です。
日本の喧騒から離れて、現地に到着すると、そこはとても静かな世界です。
ボーディングスクールは都市や都市郊外にはほとんどありません。
人里離れた場所、英語で言うとin the middle of nowhereか、あるいは
小さな町の「外」にあります。
なぜ、連休時に学校訪問をするかと言えば、お父さんが仕事を休みやすい
ということ、そして留学する生徒も学校の欠席を
最小現にとどめることが出来るからです。
特にお父さんは、いつもあわただしい日本の日常から、
地平線の見えるような場所で数日間を過ごすので、心も休まることでしょう。
そこでは、日没がとても美しく、朝の空気が澄みきっています。
訪問する先々では、笑顔で迎えられますし、野菜やフルーツはとても美味しい。
名所めぐり、グルメ、買い物、レジャーなどは学校訪問にはありませんが、
日本からの訪問した人たちは、ボーディングスクールの教育環境に
デジャブを感じているのではないかと私は時々空想しています。
私自身、学校訪問は何度行っても、マンネリ化することはありません。
その都度、知るべき課題はありますし、生徒はみな一人ひとり違うわけですから、
同じ学校でもアドミッションスタッフとの話も、現場の先生との
会話も違います。
今回はカナダの学校への訪問です。もしかすると遅咲きの桜が
見られるかもしれません。
アメリカに比較して、カナダの東海岸にはボーディングスクールがそれほど
多くはなく、したがって移動の距離もかなりあります。
長いドライブの時こそ、ご家族との車内での会話が楽しみです。
今回の訪問は、留学する本人、妹さん、ご両親の4名です。
皆さんに楽しんでもらう学校訪問にしたいと思います。