留学コンシェルジュ

#3 中学留学の問題点について

<金曜日のブログに続きます>
先週のブログで日本とアメリカの大学での学びの違いを私は指摘しました。学びの文化の違いは、大学への入学プロセスの違いに起因していると思います。
留学中の夏休み、春休みなどに日本の大学を訪問したり、在学生から話を聞く機会を設けたりして、より多くの情報を集めることで、日本の大学が自分に合っているかどうかをジュニアボーディングスクール留学時に家族で話し合うことをお勧めします。
中学留学の問題点、異文化適応や自己確立といった留学後のことを述べてきましたが、そもそも、留学する本人の英語力がどのくらい必要かということが親の立場として一番気になることのように思います。
ジュニアボーディングスクールの入学は、現在のところ英語力がほぼゼロであっても留学は可能です。但し、留学する本人が留学することを受け入れていて、寮生活に適応する意欲があり、日本では普通あるいはそれ以上の学力があることが受け入れの条件になります。
ハイスクールとしてのボーディングスクールとは異なり、TABSに加盟している9年生までのジュニアボーディングスクールは全米でも10校ほどしかありません。そのほとんどがアメリカ、東海岸、マサチューセッツ州とコネチカット州に集中しています。
日本からの留学生は、中国、韓国に比べてそれほど多くはありません。それぞれの学校で卒業生は幸いにも良い進学実績を残しているので、ジュニアボーディングスクールは、英語力という基準でなく、適応力という基準で日本からの志願者を判断する学校が多いのです。
「英語力がないから留学は無理」ということは、中学留学には当てはまりません。
つづく

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