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学校選択の決め手 - ボーディングスクール留学

ボーディングスクール選択においては、学校訪問が決め手になると思います。
手間と時間と費用をかけて、学校を訪問しなくても、候補となるボーディングスクールを調べる方法はあります。学校の基本データはBoarding School Review、あるいはTABSのサイトで確認できます。
ESLの有無、総生徒数と寮生徒の数、APクラスの数、寄付金(Endowment)の総額、留学生の全体に占める比率、卒業生のSATの平均点数、進学先などの見方を学習すれば、ボーディングスクールの入学難易度を5段階に分ける作業は誰にでもできます。
日本の場合は、偏差値という便利な学校評価の指標で入学難易度が判断できますが、ボーディングスクールの入学難易度は偏差値という便利な指標はありません。しかし、上記のデータの組み合わせによる学校への入学難易度の判定それほど、複雑かつ難しくはありません。
問題はこれらのデータから割り出される学校入学難易度を本人の相性とどのように組み合わせて、合格を獲得するか、そしてデータでは確認できない、スポーツ、芸術、音楽における学校特性、学校の立地条件、先生や職員の質などをどのように確認するかということです。
また、ボーディングスクールの入学難易度はその年々によって変化します。同じ国からの出願者の数と卒業していく生徒とのバランス、出願者の英語力、また留学生全体の英語力などの要素から、日本からの留学生をかなり取る年や2-3名に限定される年もあります。そこまでの情報を出願作業のなかで確認するのは、日本からの出願ファミリーにはとても難しいことになります。
情報をいくら分析したところで、あるいはボーディングスクールの情報をいくら集めても、結局、留学する本人が入学して満足しなければ、情報は意味がないだけでなく、留学生本人にとって有害ということになりかねません。
入学難易度の高さイコール、難関大学への入学の可能性を最大限に引き出すという日本式学校選定とボーディングスクールの学校選定は全く異質のものと考えるべきだと思います。
留学初年度、日本からの留学生が克服しなければならないボーディングスクール生活での困難は多様です。それらは単に学習力だけでカバーできるものではありません。また、ボーディングスクールは勉強だけで留学生の問題が解決できるなどとは到底思ってはいません。
つづく

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