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英語習得へのサバイバル的アプローチ - 小中高留学

文法に重点を置かずに、読み書きを学ぶための英語学習方法について、先週土曜日のブログでその要点を述べました。文法を中心とした学習は、講義形式の説明が中心です。また説明される内容も日々の生活に即したものというよりも、難しい内容を解釈するものです。したがって、英語圏の文化、特に音楽やダンスなどに興味があっても、コミュニケーションの手段としての英語ではないので、興味が持てない生徒もたくさんいると思います。
そこで、留学を実際に体験した生徒や親の意見を参考にして、彼らの英語習得へのサバイバル的なアプローチ方法をご紹介したいと思います。
人海戦術的アプローチ ― 自分の部屋から出て、なるべく多くの人と交わるようにして、英語力のみならず、学力も獲得します。スポーツや音楽、芸術、自分の特技などをコミュニケーションの手段として、結果的に英語を学ぶ環境を自分で完成していきます。親しくなった人の数だけ英語も覚えるわけです。また、宿題や疑問などもスポーツメイトや音楽メイトであれば、気軽に聞けるだけでなく、かなりのサポートも期待できます。
そして、なにより、留学生自身も自分に自信が持てるようになります。すなわち、人の繋がりの大切さの実感です。異文化での人の繋がりは、留学生にあらたな人生観をはぐくむと言ってもいいと思います。
チューターシステムを利用する ― ESL、ESOLなど留学生用の英語クラスのある学校には、必ずチーター(個人教授)制度があります。ボーディングスクールでは、このチューターシステムを留学生が利用し効果をあげています。学校側が、チューターを勧める場合もありますが、生徒がチューターを希望することを学校に言うというのが、英語圏の教育文化と言えるでしょう。私立デイスクール(滞在はホームステイ)の場合でも、チューターは留学生担当の先生に相談すれば、手配可能です。チューターは、留学生の出来ない所を補うためにあります。
英語、数学、理科、社会などなんでも、本人が必要とする学習のサポートをしてくれます。留学初年度は、このシステムを活用して、なるべく早く、メインストリーム(一般生徒と同じカリキュラム)に移れる努力を留学生は心がけると良いでしょう。
つづく

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