達成目標 ― 小学・中学・高校留学
中学生、高校生にとって日々の生活のなかで目標を持つことは、
簡単に出来そうで難しいことです。
スポーツでも勉強でも、目標が明確であればあるほど、
やる気も喚起されるのでしょうが、現実はなかなか理屈どおりにはなりません。
目標を鮮明にするのは、かなり強烈な刺激ではないかと思います。
いろいろな刺激があると思います。
やる気に火をつけるために、誉める、徹底的に肉体と精神を鍛える、
綿密な計画を立てる、心と体をリラックスさせる、人の力を借りるなど、
目標を達成するためのアプローチや方法論が世の中にはあふれています。
シンプルで効率よく目標を達成するという意味では、
留学は絶好の機会を提供してくれます。
留学先では、生きていく力が自然に喚起されます。
自ら発信しないことには、誰も助けてくれません。
「英語ができないのにどうやって発信するの・・・」と
留学生たちは自らに疑問を投げかけます。
質問することすらままなりません。
では、どのようにその苦しい現実を乗り越えるのでしょうか。
人とかかわるしかありません。
どのようにして、人とかかわるのでしょうか。
また、どうして人とかかわることが、それほどまでに必要でしょうか。
通常は、何をさておいても自分で勉強することが大事と思われがちですが、
勉強というのは、日々の習慣性のたまものでもあるために、
急にモーレツに勉強しようとしても、何をどのようにしたらいいのか、
簡単には「学習」できないのです。さらには、英語という言葉のハンディがあります。
自力勉強はすぐに限界を迎えざるを得ません。
故に、何らかの形で人とかかわり、そのなかから、自分を変えるきっかけを
見つけないと、現状がなかなか打破できないのです。
日本でどれほど成績が良くても、英語という壁があるために、
優等生というプライドは留学先はですぐに発揮はできません。
それでも、「頑張れ」と私はサポートしている留学生諸君にとても言えません。
それは単なる掛け声でしかなく、「どうしたら頑張れるか」という
質問に明確な答えが与えられないのであれば、がんばれという言葉は、
意味がないと思います。
留学しているだけですでに彼らは「十分に頑張っている」と私は思います。
そして、彼らなりのサバイバルをいつも考えて日々を送っていると思います。
彼らのその必死さを理解できなければ、コンサルタントは務まりません。
留学の基本目標である「やり通す」ということは、
初年度で達成の域にあるのが小学校高学年、中学、高校留学の特徴です。