降雪時の対応 - ボーディングスクール留学
関東地方に1週間のうちにこれほどまとまった雪が降るのは
きわめて異例のことと思います。
今日も終日、雪が降り続くようですので、ボーディングスクールの多い
アメリカ東海岸地方で降雪があった時のボーディングスクールの対応について、
今日は解説させていただきます。
昨日のブログの続きは明日に順延させていただきます。
まとまった降雪があった場合、
おおよそ、ボーディングスクールは臨時休校になります。
昨日、アメリカ東海岸地方は雪に見舞われたので、
ほとんどのボーディングスクールが臨時休校になりました。
その場合、寮生に対しては、臨時休校時の特別スケジュールが
各生徒にメールで配信されます。
参考までに、コネチカット州、Cheshire Academyの昨日の休校スケジュールを
下記に示します。
Snow Day – February 13, 2014
All classes, athletics and afternoon activities will be cancelled today, Thursday, February 13, 2014.
The following schedule will be in place for all boarding students:
10:30 am-12:00 pm: Brunch
12-5:00 pm: Wt Room, Student Center, Gym, Movies in Richardson
1:00-4:00 pm: Open Art Center
1:00-3:30 pm: Open Study Hall in the Dining Hall
5:30-6:30 pm: Dinner
***All Boarding Students are required to remain on campus.****
臨時休校となったボーディングスクールは
とてもカジュアルな雰囲気があります。
先生や生徒が自宅でくつろぐように、カフェテリアでのんびりしたり、
談笑したりしています。
なんと、学校の講堂では、映画も上映されます。
東海岸のボーディングスクールが降雪によって、
その都度休校になるということは、
そもそも頻繁には雪が降らないということです。
また、休校の主たる理由は、交通機関が雪によって
遮断されるということではなく、スクールバスの運行に極端な遅れが生じたり、
交通渋滞が発生するなどで、通いの生徒、先生、職員の登校時間が遅れ、
通常の学校スケジュールがこなせないということに起因します。
アメリカの東海岸の冬は北海道と同様に関東に比べて寒さが厳しく、
一旦、雪が降りだすと数時間で20-30センチの積雪になることもあります。
そのような降雪が頻繁にあるわけではありません。
昨年か一昨年か記憶が定かではありませんが、ボストン、ニューヨークなど、
一度もまとまった雪が降らなかったとボーディングスクールの
アドミッションスタッフが言っていました。
雪が道路に積もり始めると、
大小たくさんの除雪車が主たる道路の除雪作業を始めます。
除雪のための雪かきブレードを前面につけた大型ダンプトラックが40キロ
くらいのスピードで雪を道際に押しやると同時に塩粒をぱらぱらと
道路に撒いていくので、主要道路は意外と雪が積もりません。
日本であれば、歩道がブロックされてしまいますが、北米は道路が大変広く、
そもそも道を歩いている人が都市や町の中心部の除き、
いませんから、除雪作業もはかどります。
雪の季節は3月半ばころには去り、待望の春を迎えることになります。