ボーディングスクール留学 Idyllwild Arts Academy parents’ reception
昨日、都内のホテルでカリフォルニア州にあるIdyllwild Arts Academy主催のparents’ receptionが開かれました。一般のレセプションというのは、在校生の親を招いて、子どもたちの現状を報告するとともに、新規のご家族もご紹介してくださいという学校の営業も含まれる交流会です。
在校生5名の生徒のうち、4家族、そして来年度に出願を予定しているご家族数組、Idyllwild ArtsからはESLの先生、校長先生、そして卒業生、在校生の父母との連絡担当者の3名が参加しました。
通常は、先生と参加者が交流しやすいように立食パーティー形式、主催者あいさつ、パワーポイントによる学校説明、そして出願説明などが順序良く行われるのですが、今回は学校側の営業トーク、説明は一切なく、さらに個室の中華フルコースによるおもてなしでした。
会は午後7時スタートでしたが、三々五々集まったご家族が、先生やお互いに談笑していて、ディナーが始まったのは、7時30分くらいでした。
今回は、とてもざっくばらんなレセプションで、飲み物は各自がオーダー、開会の挨拶はなく、自然発生的にディナーが始まり、英語の話せるお母さん、お父さんはランダムに先生に質問などしながら、レセプションというよりは、夕食会が進んでいきました。参加者の方々は、それぞれのお子さんが、アートに関する専攻を持っていますから、ダンスや演劇の発表会、楽器の演奏会などの話に自然と盛り上がります。
結局、終了予定の9時をはるかにオーバーする10時30分ごろに、閉会のご挨拶のかわりに、在校生のご家族と先生方の写真撮影でディナーは終了したのですが、それでも先生もご家族も帰る人は少なく、お互いの交流は続きました。
「ボーディングスクールの教育は」手作りといわれる理由をこのレセプションで見ることができます。自由な家族の交流、学校側は質問に答えるなど、最小限の情報発信にとどめられたのですが、参加者の皆さんは、このIdyllwild Arts Academyのおもてなしにとても満足している様子でした。
Idyllwild Arts Academyは芸術全般に特化したボーディングスクールです。南カリフォルニアとはいえ、標高が1500メートルほどのところにあるので、冬になると雪が降ります。また、人里はなれた山にあり、専攻ごとに建物が独立しているために、自然のなかのログハウス群は、巨大なキャンプ場の雰囲気です。何もない自然そのものの環境で、芸術に没頭できるこの学校はアメリカのボーディングスクールのなかでも多くの留学生を集めていて、その出身国は29か国にも及ぶそうです。
写真、映画、デザインなど、日本では専門学校の領域もカバーする、総合芸術高校、Idyllwild Arts Academyは英語力ではなく、芸術に関する情熱の高さが入学基準になっている学校です。