日曜コラム 朝の公園
暑さ寒さも彼岸までと言われます。
確かに、夜はめっきり涼しくなり、エアコンなしでも過ごせるようになりました。
朝も盛夏の蒸し暑さはなく、運動にちょうど良い温度になりつつあります。
わが家の庭に植えてあるシソの伸びきった葉っぱのしおれが
目立つようになりました。
週末、いつもより少し遅めに公園での運動を始めました。
朝の公園に通い始めて7年くらいになるかと思います。
変わらぬレギュラーメンバーの中では、私が最年少です。
自宅と公園周辺の道路に落ちているごみを集めながら歩く元気なおじさん、
歩くだけだった運動メニューに、公園で腹筋、懸垂、ストレッチを加えて、
取り組んでいる70歳のおじさん、
ぶら下がりやストレッチを仲良くこなしていくご夫婦。
運動というよりも、そこに集まった人たちと、
毎日のよしなしごとを語るために、来られる人たち。
夏は日が長いので、公園に来る人が増えます。
そして、彼岸を境にして、これから日が詰まっていき、
朝の冷え込みとともに、公園に来る人が
レギュラーメンバーのみに変わっていき、真冬は3人になります。
公園は彼らの情報交換の場として大切な役割を果たしているようです。
そして、多くの人たちが朝の公園での出会いを通じて、繋がっていくようです。
週末、少し時間があるとき、私はおじさんたちとよもやま話を
するようになりました。
80歳を超えても、元気で仕事をしている人、50代の末ごろに、
退職して、仕事を探している人、公務員から他の会社に移り、
65歳で退職した人などなど、そこには様々な人生があります。
健康のこと、年金のこと、旅行のことなど、早朝の社交場は、
「おはようございます」の挨拶がとても気持ちよく、
そこに集まる人たちは年をとっていますが、みな元気です。
― 今日は、~さんが見えませんね
「昨日、~と一緒に飲みに行くといっていたので、今日は来ないよ」
― そうですか。
「あなたは、1週間くらい来ないことがあるけど、仕事が忙しいの」
― はい、良く出張にでかけるものですから
「そうですか、お仕事たいへんですねぇ」
公園は、子どもたちだけでなく、大人にとっても楽しめるところです。
冬になると6時でも夜が明けないのと、寒さですこし身構えます。
それが過ぎれば、桜吹雪のわくわくの季節がやって来ます。
朝の公園、での運動とストレッチ、これからも続けていきたいと思います。