アメリカボーディングスクール 13歳以下の学生ビザ更新について
6月4日のブログでアメリカ、学生ビザの更新手続きについて述べました。通常、アメリカ学生ビザは5年間発行され、そのビザを更新する時は、面接が不要というのがこれまでの手順だったのですが、今回の更新手続きをした生徒の場合は、面接を要求されました。
また、13歳以下あるいは80歳以上の学生ビザ申請者も今までは面接は不要だったのですが、今年のケースでは、一人は書類を送付した後に大使館から面接を求められ、もう一人は最初から面接予約をオンラインで求められました。
いずれのケースもビザ申請は受理されましたが、申請する側としては今までと違うアメリカ大使館の方針に何が変わったのか疑問の余地が残ります。
上記、3件のケースで共通しているのは、いずれも面接時間が1-2分と極端に短く、質問の内容も判で押したように似ていることです。
80年代、90年代にあった未成年者の学生ビザ申請について、かなり突っ込んだ質問と長い面接時間のやり取りに比べると、その差が明確です。
初回の申請の場合は、学校を決めた理由、入学学年、留学の期間、留学終了後どうするかが問われます。更新の場合は、更新の理由、留学の期間、留学後の進路ということになります。
これらの質問に対する回答ですが、要点は申請者に永住の意思がなく、アメリカで就労しないことを明確に示すことです。学校決定の理由は、すなおに自分に合っているという回答で問題なく、決定までの経過や根拠をくどくどと述べ立てる必要はありません。期間についても、現行の入学許可書(I-20と呼ばれます)には、就学の期間が明示されているので、その期間を終えたら帰国するというのがシンプルで明確な回答になります。
今まで面接が必要なかった学生ビザ申請者全員に面接を要求するようになったわけではなく、面接せずに書類送付だけで申請を受理された生徒もいますので、おそらく、申請書類を審査する領事一人ひとりの心象で面接が必要か否かを判断しているのでしょう。
いずれにしても、ビザ申請者に永住、就労の意思はないと思いますので、それを明確にすることと、模範回答を暗記するのではなく、あくまでもすなおに自分意思を明確に回答は単純にそして笑顔で対応すれば、領事はビザ申請を受理してくれると思います。