エア・フォース・ワンを撮りました
この写真は、今年サマースクールから留学をスタートした
ある生徒が撮影したのもです。
場所は、ペンシルバニアにあるローカルな空港です。
リベラルアート系の大学が多くあるこの州に、
オバマ大統領がやってくるという情報をキャッチしました。
さて、どのようにして現場に時間を合わせて到着できるか。
先生にお願いして、新入生を出迎えるバスに乗せてもらったとのことです。
この写真を見るとわかりますが、被写体を妨げるフェンスがありません。
ローカルな空港とはいえ、よくここまで入れたものです。
本人によると、AVPは小さい空港なので、エアフォースワンがすぐ近くに
止まっていたとのことです。
SPや警察犬も近くにいて、ゲート近くに進む彼に、
「(ここから)出ていけ、反対側に行け」と怒鳴られたそうです。
この飛行機は、待機中も補助電力を機につなげて、いつでも発進できる
状態にあるなど、かなり鋭い観察をしています。
AVPというのは、この空港のコード名です。興味のある人は、
調べてみてください。とても小さい空港ですが、
インターナショナルとなっています。
彼は留学してまだ2ヶ月ほどです。
サマースクールを終了して、本科に移る間、帰国せず現地で過ごしました。
そして、彼はエアフォースワンを目前にするというチャンスに恵まれました。
その「チャンス」を演出して実行したのは、彼自身です。
素晴らしいことです。
その素晴らしいことを、きっとかれは先生やサマーを
一緒に過ごした生徒たちとも共有していると思います。
この写真をブログ掲載することも快諾してくれました。
やりたいことがあることは、何よりの力になると思います。
それが学習である必要はないとボーディングスクールは教えてくれます。
もちろん、ボーディングスクールが望む人間像はバランスの良い人格ですから、
勉強をしなくてもいいとは言いません。
私は、この鮮明な写真を見ると本人のやる気が好きなことに
限定されずに、ボーディングスクール生活そのものにあるような気がします。
これから1年、どんな写真が送られてくるか、私はとても楽しみです。