★ サマースクールについて
今の時期からでも今年入学可能なサマープログラムがあります。スイスのボーディングスクール、イギリスのボーディングスクールのサマースクールです。アメリカに比べて、提出する書類も簡素化されていて、初級の英語力でも参加できます。
これらの国のサマースクールでの英語学習は、読み書きのための特化したものではありません。参加者は留学生のみですから、あくまでも英語によるコミュニケーションが重視されます。英語の文法や読解力をサマーで向上させたい場合は、英語圏のサマースクールではなく、日本の予備校などが主催する夏期特別講習に参加されたほうが効果的です。
アメリカボーディングスクールのサマープログラムは通常6月下旬から始まるために日本の夏休みとスケジュールが合わず参加できません。しかし、1週間単位で7月下旬からの参加ができるプログラムや、7月20日くらいから3週間のプログラムなど、北米ではいくつかのボーディングスクールのサマースクールに日本からの生徒が参加できます。
スイスの主要なインターナショナルスクール、サマープログラムが7月下旬からのスタートが可能です。これらの学校のサマープログラムは参加者の国籍バランスが考慮されています。また、学べる言語も英語だけではなく、フランス語、ドイツ語でもプログラムが運営されているところが特徴です。もちろん、日本からの参加者は99%が英語クラスを取りますが、プログラム中はフランス語やドイツ語の生徒とも交わるわけですから、とてもよい刺激になると思います。
また、土日のアクティビティーには、ヨーロッパの主要な観光地への訪問もあてられているので、歴史が好きな生徒にとっては素晴らしい出会いがあると思います。
アメリカのテンスクールズの一つ、Choate Rosemary Hallのサマースクールを以前にご紹介しましたが、留学生のためのESLサマースクールは、それほど入学の英語基準も高くはないので、日本の生徒であれば、英検準2級くらいの英語力とチャレンジ精神が豊富であれば、入学できる可能性はかなり高くなります。サマースクールは、先着順に合否が判定されますから、年が明けたあたりから早めに出願をすることが望ましいと思います。
今年、残念ながらサマースクールに参加できなかった人は、来年を目指してください。ボーディングスクールのサマー2014が更新されるのは年明け2月ごろになります。