日曜コラム 食生活の変化
1年に1度か2度、お会いする人がいます。
お互いに「いやー、全然変わりませんねー」などとあいさつを交わします。
時には、ハッと驚くほど1年くらいで変身している人もいます。
「先生、少し太りましたか」と私はぶっきらぼうに言ってしまうことがあります。
スポーツ顧問の先生が太ってしまうと、
どのようにして生徒を「現場」で指導しているのだろうかなどと
スポーツ好きの私は思ってしまいます。
とにかく、私は動いていないと気が済まないので、
海外出張を除き、3日と朝の運動を空けることがないようにしています。
運動と体重のバランスが良くないと、
体が重く、キレがないような気がしてしまうのです。
朝の運動習慣は40代のころに比べて、すこし控えめになってきました。
無理しないこと、限界まで運動しないこと、
楽しいくらいのところでやめておくことなど、
スポーツは楽しむに限ると達観し、勝っても負けても、
それができることに感謝すべきだと思うようになりました。
リチャード・カールソンのように、「ちいさなことにくよくよしない」ことが、
何よりだと思っています。
さて、6日の休日コラムで私は時差ボケ解消のために、
食をコントロールすること重要性を述べました。
一言でいえば、食べることをかなり控えることで、
時差ボケを防ぐことができるのではないかということです。
食べることを徹底的にコントロールする人、できる人は
私の知る限り50歳を超えている人が多いようです。
人工の機械は、老朽化すると燃料を余計にくうようになりますが、
人はその反対です。もちろん、それだけ行動範囲が狭くなるとか、
運動効率が低下するからという条件があるとは思いますが、
人の体というのはとても合理的に良くできていると思います。
そのように納得できると、1日の食生活も
変えることができると思うようになりました。
まずは実践と思い、日野原重明さんの昼食、「クッキー数枚と牛乳」を
1か月ほど実践しています。
やってみると、以外とできるのです。
特に空腹に耐えられないということはありません。
3時におやつなどを食べたいと思うこともありますが、
タバコをやめた時のようには、何かを口にしないと我慢できないということも
ありません。
夕食も5年前の半分といっても過言ではありません。
それでもやせることはありません。
ここ10年間での体重変化はおおよそプラスマイナス1キロくらいです。
コンサルタントの船井幸雄さんは、
人は一日一食でも生きていけると言っています。
それも可能であると思えるようになりました。
食べる今までの常識を変えて、
それを楽しむあらたな常識にチャレンジする時期を模索したいと思います。