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★アメリカボーディングスクール 授業について1

日本の中等教育と比較して、ボーディングスクールの授業の最大の特徴は1クラス10名前後という少人数であることです。これは、ボーディングスクールのランキングにはほぼ関係なく当てはまります。また、社会、人文系のクラスでは、ディスカッションや意見交換、プレゼンテーションなどが盛んに行われるために、生徒同士と先生が全員と対面するオーバル(楕円)テーブルや机を円形に囲んでの授業が標準となっています。
1クラスの時間は基本的には50分前後ですが、理科の実験などは90分授業もあるようです。クラスの編成はあくまでも科目中心に行われています。理科数学系、国語言語社会系、芸術系、体育系の建物がそれぞれ独立しているのが一般的なボーディングスクールです。規模の小さなボーディングスクールになると、フロアや建物のウイングなどで理科系、人文系、芸術系などの科目を分けています。
ボーディングスクールには、日本のような何年何組というクラス分けはありません。では、ホームルームはどうかというと、定期的に行われる全員ミーティングで行事、イベント、ニュースなどが発表されます。毎日、全員ミーティングを行う学校もありますし、週に1-2回の学校もあります。最近では、インターネットによる連絡事項伝達が当たり前になってきています。重要な個人への個別の伝達は、イーメールでの発信となります。
ボーディングスクールには日本の学校のような職員室はありません。基本的に先生は個別の部屋を持っています。その部屋と連携するような形で教室が配置されて、生徒がクラスごとに移動します。物理的には、先生が移動したほうが、学校全体の運動量は少ないため、管理には便利かもしれません。特に、日本の場合、狭い学校敷地、限られたスペースなどを考えると、1時限ごとに40名のユニットが学校の中を移動するのは合理的ではありません。
芸術、体育に関しての施設の充実は、いままで繰り返してブログでご紹介しましたが、授業という観点から見てみると、更衣室、シャワー室、筋力トレーニングジム、運動中の怪我や故障に対応し、トレーナーが常駐するマッサージルームなどは、総生徒数が300人以上のボーディングスクールでは、標準に装備されています。
つづく

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