日曜コラム 動画について
昨年の暮、何組かのご家族に協力してもらい動画作成をしました。
私にとっては、初めての試みです。
大阪の七田チャイルドアカデミーの本社で開かれた留学説明会で
録画した動画はすでに、ホームページで公開していましたが、
これは、録画から編集まで、プロにお任せでした。
今回の動画は、40分ほどインタビューしたものを少なくとも10分ほどに
編集する必要があります。この作業が不慣れな私にはとても難しいのです。
しかし、この作業は人に任せられる種類のものではありません。
空いた時間を利用してチャレンジするのですが、
一気に全部を編集しないと、結局初めからになってしまいます。
また、カットする部分を動画から取り除くという作業を私ができないので、
カットした部分を飛ばしてビデオを見ていくわけですが、
なかなか全体が見えません。
この作業を手伝ってくれているスタッフは、フィリピンから
日本に留学した人で、彼とは英語と日本語交じりになります。
「編集作業がこんなに大変とは思わなかったよ」と彼に言うと、
Oh, Mr. Saito, think about a commercial film.
They spend a day or more just for 5 second commercial.
「そりゃそうだね・・・」、もう次の言葉は出ません。
新たなことへのチャレンジはとっても大変です。
しかし、それがなければ、何も変わらない。精神は変えられませんが、
物理的なものは、日進月歩の世の中ですから、
チャレンジしないことに固執する理由はありません。
画面の向こう側の自分を見るのは、複雑な気持ちになります。
そして、すこし話しすぎの傾向があります。
いつものカウンセリングの癖が抜けません。
新たなことに、慣れるまでたくさんの時間を使いますが、
途中で終えるわけにはいきません。
これからいろいろな人たちに協力をあおいで、
いろいろなバージョンの動画を制作して、
生徒やお母さん、お父さんのユニークな言葉や表情を
発見していきたいと思います。
今回のビデオ撮りで気づいたことは、複数の生徒から「危機感」という
言葉が自然に聞かれたことでた。
以前にブログでもご紹介しましたが、これを私は予想していませんでした。
危機感というプレッシャーを受け止め、はねのけるだけのパワーを
彼らが持っていることが、親にとってはどれだけ嬉しいことでしょうか。
お母さんからのメッセージもとっても本音であり、
これもきわめて興味深いことです。
留学を支えている家族や友人、先生などのご意見も交えることができれば、
それを見ている人に「なるほど」とより納得してもらえたらいいと思います。
今、動画という新たなことへのチャレンジを楽しみたいと思っています。