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◎オーストラリア留学 校長先生からのメッセージ

先月23日にご紹介したオーストラリアのビクトリア州ハミルトンにあるHamilton & Alexandra Collegeの校長先生Bruce Simonさんから生徒たちへのメッセージをいただきました。全文を掲載します。
I expect my students to always give their best but to never set a limit to what that level of effort might be.
I expect that they study hard and behave well, realizing the privileged opportunities afforded to them.
I also expect that they will become involved in the life of the school, recognizing that their social, emotional and physical development all contribute to their wellbeing, confidence and ability to communicate.
Finally, I expect every student to value “respect” as their number one virtue; respect for each other, respect for property, respect for family and importantly respect for themselves.
訳します。
私は生徒たちが自らの限界をきめることなく、
全力でものごとにあたってほしいと思っています。
私は生徒たちが自らに与えられた環境に感謝して学習に励み、
行動してほしいと思います。
私は生徒たちが学校生活に自ら参加してほしいと思っています。
そのなかで、自らに自信を持ち、コミュニケーション力を高め
社会的、情緒的、身体的成長をはかってほしいと思います。
最後に、すべての生徒が「尊重する」ということを
もっとも大切な価値観に持ってほしい。
お互いの人格を尊重し、お互いの所有物を尊重し、家族を尊重し、
そして、「自分」をもっとも大切にしてほしいと思っています。
生徒募集のため、Bruce校長自らがアジア諸国を訪問しているのですが、私のオフィスに寄ってもらったのをきっかけにして、旅先であるにもかかわらず、私は彼に、自らの生徒に対する思いを語ってほしいとお願いしました。そして、上記のメッセージをもらいました。
学校の特徴や進学率などのデータはそれぞれの学校のホームページや学校情報サイトをみればわかります。そして校長先生、理事長など、学校を代表する人からのメッセージもホームページに掲載されています。しかし、そこに書かれている内容はどれも同じように私には感じられます。そして、本来、熱く、意欲的、熱血性に富んでいる学校を代表する先生方からのメッセージも、諸般の状況などから当たり障りのない類型的なものになりがちです。
Bruce校長と会った時、I padに盛られている写真や動画をもとにした学校説明は簡潔にすましてもらい、彼自らの考えを聞くことに私はかなり時間を割きました。せっかく学校の代表者と会ったのですから、その人がどのような教育観をもって学校を運営しているか、彼はどのような人なのかということに私の関心と興味は集中していたといっても過言ではありません。
Bruceさんが言いたかったことは、私立で学ぶということへの感謝とプライドを生徒たちに持ってもらいたいということだったと思います。
日本とは国情も違い、教育事情も異なるオーストラリアです。私立に通うための授業料は日本のそれの倍以上かかります。それを実現できることへの感謝とリスペクト(尊重、尊敬)なくしては、知識の有効活用はできないということなのだと思います。Bruceさんはおそらく無意識だったと思いますが、「リスペクト」や「プライド」を彼が口にした時、手をぎゅっと握りしめ、目がらんらんと輝くのが見て取れました。
そのような彼の「姿勢」に私は安堵と信頼を感じ、オーストラリアのボーディングスクールも上手に活用できると私は確信を深めます。

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