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●中学・高校留学 - 国際線あるいは国内線に乗れない場合

成人式の日、大雪で国際線に乗ることができなかった生徒から夕方、携帯電話がありました。突発的な雪のために、家から空港までの交通機関がマヒ状態となってしまい、空港にたどり着いた時は、すでに飛行機は飛んでしまっていたという結末です。
気象条件により飛行機に乗れなかった場合、航空会社はできる限りの配慮はしてくれます。通常の場合、翌日以降のフライトで空席があれば、その便に予約変更をしてくれます。一日、遅れて学校につくことになりますが、天候をコントロールできる人はいませんから、あっさりと受け入れてそのための準備を整えることが肝要です。
まず、到着変更の連絡を学校にします。英語圏の学校では担当制度が徹底しています。担当でない人に連絡をすると、大事な要件がそこでストップすることも十分に考えられます。到着までの担当は、アドミッションオフィスです。新たなフライト連絡と出迎えの日時変更は明確に行います。連絡の方法は、メールで連絡しておいて、電話でフォローするのが望ましいです。
国際線は通常通り乗れても、国内線への乗り継ぎができない場合もあります。飛行機の乗り継ぎには、ミニマムコネクティングタイムという乗り継ぎに要する最短時間案内が国際線発着空港にはありますが、入国で思わぬ時間がかかったり、国際線の到着そのものが遅れたりした場合、乗り継げないこともあるわけです。
それを防ぐための要点は、乗り継ぎ時間を十分に余裕の持てる時間で考えることにつきます。予定していたフライトがキャンセルされない限り、2-3時間、空港で待ったとしても乗り遅れのストレスとその後の処理を考えれば「待つ」ことを選んだほうが得策です。乗り継ぎに要する1時間30分にプラス1時間の余裕をもって、ミニマムコネクティングタイムと考えるのがよいでしょう。
乗り継ぎができなかった場合、次のフライトを手配してもらいます。飛行機会社のチェックインカウンターで新しい搭乗券を手配してもらいます。またその旨、学校に連絡しなければなりません。携帯電話やIpadなどでその場から学校に直接電話ができない場合、インフォメーションデスクなどで状況を説明して、学校に連絡をしてもらうことをお勧めします。あるいは、コレクトコールで日本の親に公衆電話から連絡して、そこから学校につなげてもらいます。
年に2-3回ですが、出迎えに会えない、乗り継ぎ便に乗れない等で生徒から直接の連絡を私は受けます。航空会社のカウンター職員から電話を受けるということもありました。初めての海外へのフライトでいきなり乗り遅れという状況は、留学生にとって大きな試練ですが、外国での人の親切をこころから感じるための絶好の機会でもあります。すべての人が親切ではありませんが、それは万国共通のことです。
とにかく自分の状況を人に説明するという勇気をもちましょう。問題は必ず解決されます。

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