#4 中学、高校ニュージーランド留学 オンライン出願について
<火曜日のブログに続きます>
ニュージーランドの中等教育機関への留学については、Enrollerがこれから主流となっていくと思います。自らの経験上、ついアメリカボーディングスクールとの比較においてこの国のオンライン出願を考えてしまうのですが、留学生受け入れの根本が違う両国のシステムについて単純な比較は意味がありません。
ニュージーランドのEnrollerを開発したのは、SIEBA((The Schools International Education Business Association)という機関で留学生を受け入れている中等教育機関のNPOです。加盟校は280校だそうですが、その数はこれから増えていくと思います。
前回のブログでも述べましたが、ニュージーランド留学においては、学校訪問時にこのオンライン出願の最初のステップを完成する必要はありません。学校側もオンライン出願を実行することと、学校訪問は切り離して考えるに違いありません。その主たる理由は、受け入れ校の留学生入学難易度が他の英語圏の私立教育機関と比べてかなり低いことにあります。
ニュージーランドで名門と言われているAuckland Grammar School、Christ’s College、Whanganui Collegiate Schoolであっても、TOEFL、IELTSのスコアは要求されず、Enrollerでのインタビューでその合否が決まると思います。その他、ニュージーランドで顕著な実績を誇る中等教育機関においても留学生は基本的にウェルカムでありそのサポートのためのインフラも整備されています。
ニュージーランド留学においては、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアの私立ボーディングスクールよりも英語力のない留学希望者であっても選択校の多様性は追求できると言えます。
更に留学にかかる総合的な費用もイギリス、アメリカのボーディングスクールが年間800万円以上の数字になりますが、ニュージーランドはその半分以下です。
中等教育機関への留学は、大学へと続く教育の通過点です。大学を世界で選ぶために最も必要とされるのは、英語力と思われますが、その点に関していえば、ニュージーランドへの留学が他の英語圏に比べて英語力が獲得できないということもありません。
ニュージーランド留学を検討されている生徒とそのご家族にとってEnrollerに関するこの4回のブログでの情報が役立つことを願っています。