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ニュージーランド留学 - 迷える青年の逡巡 ホストファミリー

<昨日のブログに続きます>
There is no place like home.という英語のことわざがあります。
ホームステイを変えるかどうするかで悩んでいる青年に
この言葉こそ、的確にかれの心境を言い当てるものはないと思います。
―ホームステイを変えるかどうか、君のなかで結論は出ただろうか
「うーん、まだですね。」
―何が問題ですか
「食事がいい加減だと思います。小さい子どもが家族にいれば、お母さんは子どものために一所懸命にご飯を作ると思いますが、ここは、ぼくともう一人のホストブラザー(下宿人)だけですから、料理など毎日作るわけではないんです。」
―日本のお母さんの料理が君にとっては世界一だよ。君のお母さんは世界に二人はいない。今、君が一番優先させるものは何ですか。食べ物、勉強、スポーツ、友だち、遊び、言葉。大切にするものがはっきりしていないと、結局、何も達成できないという状況も考えられはしないだろうか。
食べ物を優先するのであれば、留学を引き上げて帰国するのが一番です。そしたら、好きな時に、好きなものを、好きなだけ食べられるよ。そうしますか。
「それは、ありませんよ。」
―であれば、食べ物のことをそれほど取り上げて、それについて、いろいろと考えても仕方ないでしょう。ホストマザーが食事を作らない、出さないというのであれば、明確なルール違反だから、私は学校に抗議します。しかし、ピザ、パイ、パスタ、ファーストフード、などが時々、ホストマザーの都合で出てくるのは、仕方ないと思う。
「うん、まあそうですね」
―現在のホストの状況で、学校にホストを変えてくれとお願すれば、当然理由を聞かれます。その理由が、食事のみでは、残念ながら変えられるとは思いません。食べるものが少ない、あるいは食事が出ないなどの理由で、君は痩せましたか。むしろ、(スカイプ)画面で見ると、太ったように思えるが・・・。
「あっ、えっ、そうですかねえ。ラグビーシーズンも終わりなんで、すこし太ったかもしれません。こっちの食事は、カロリー高いものが多いので・・・。」
―それでは、ホストを変える理由には届きません
「わかりました。いま、ぼくの友だちのホストファミリーのところで、来年から一人留学生が帰るので、そこに当たってみます」
―それよりも、英語力をつける、生活になれる、そして成績などのことを考えると、ホストファミリーのことで時間を取られることそのものが、もったいないと思う。ホストに受け身的に期待しても、良い結果は得られないよ。自分が疑問に感じることは、そのままにしないで、すなおに質問をしてはどうだろうか。先生に対しても同じ、キウイーの生徒に対しても、君から言わなければ、いつまでたっても、状況は変わらない。
「ぼくは、兄(中高留学経験者)のこと、批判的だけど、本当は、あいつはすごいと思っています。それに比べたら、ぼくは英語がぜんぜんできていません。
―まだ、留学して半年もたたないのだ。無理ないじゃないか。
(つづく)

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