#3 中学、高校ニュージーランド留学 オンライン出願について
<5月30日のブログに続きます>
ニュージーランドの中等教育機関オンライン出願、Enrollerですが、前回のブログとかなり間が空きましたが、5項目のうち4項目まで終了しました。その項目を列挙します。
Apply → Eligibility → Offer → Visa → Pre arrival
上記のうち、3項目のOfferですが、何をOffer(提供・提供する)するかというともちろん、出願者に入学をということになります。正式な呼称はOffer of Placeであり日本語では、入学許可書と訳されていますが、アメリカの場合は、同じ入学許可書でもCertificate of Eligibilityと呼ばれています。
そこに掲載されるべき情報は、決められていて、この書類と組みで出されるものが学校からのInvoice(請求書)となります。その費用を支払うことがOfferの第3段階になりますが、この段階では、出願者が入学しない場合もあり得るので、Offer of PlaceはProvisional(条件付き・仮)となります。
次の段階、Visaはその申請に必要な書類、すなわち仮でないOffer of Placeと授業料支払いのReceipt(領収書)です。
ここまで進んで、このオンライン出願について、アメリカボーディングスクールと比較すると根本的な違いがあることに気付きます。
アメリカのオンライン出願は、複数校の出願を大前提として作成されていて、出願期間が9月から1月末まで5か月間と想定されているのに対し、ニュージーランドのオンライン出願は、出願校から送られてくる情報に基づいてApplyという第一段階が設定されているので、基本情報を複数校の出願に共有することが想定されていないのではないかという点です。
Enrollerのウェブには、ログインというボタンがありません。ログインはあくまでも学校から送られてくる情報をもとにしておこなわなければいけません。
ニュージーランドの学校を選ぶために、学校訪問は有力な手段であることは間違えありません。それを活かすためにも、ニュージーランドでの中等教育機関への出願は、アメリカのように学校訪問前に行うのではなく、学校訪問後に第一志望校に対して行うのが最も合理的であるように思います。
ニュージーランド留学は、アメリカボーディングスクールほどに入学難易度が高くなく、英語力が要求される学校は、学校訪問時にそのことを明確に述べてくれるので、出願者主導で入学校を決められるという大きな特徴があります。
つづく