日曜コラム Born this way
レディーガガのヒット曲、Born this way。
この曲をユーチューブで歌っていた少女をガガがフィーチャーして
ガガのコンサートに招待をしたという一連のストーリーを
テレビで見ました。
二年ほど前に、ガガに憧れ、ガガが卒業した学校に行きたがっていた
ある日本の生徒がいました。
当時、私はレディーガガという人物をよく知らず、
パリス・ヒルトンなる人物と同様にただ話題の女優
ないしは歌手ほどの認識しかありませんでした。
最近、カナダ人の小学生の女の子が、Born this wayを熱心に歌うのを、
テレビで見て、その歌詞を意識するに至り、私はレディーガガという
歌手への認識を新たにしました。
彼女はBorn this wayを自分で作詞作曲しています。
私が見たカナダ人の小学生はお父さんもお母さんもアジア系でした。
ガガとその彼女が熱唱するBorn this way。
私はすばらしいものを見たと思います。
この歌には、たくさんのYou are specialとMake a differenceが含まれています。
神を愛し、人を愛し、母を敬愛するガガ自身の生き方が描かれています。
ドラッグなどに溺れず、誇りあるクイーンになりなさいという
当たり前のメッセージがあります。
また、後悔のなかに自分を埋めていないで、自分を愛して、
納得する道をいこうと少女がBorn this wayを歌い、ガガが叫びます。
少女はすなおに、音程を外すことなく、歌うわけですが、
ガガのバックアップがとてもこの少女の歌と合うのです。
少女は無理せず、飾らず(もちろんその余裕はないでしょうが)、
集中して歌っています。
ガガが隣にいて、ハモっていることが、彼女に聞こえているかどうか。
この歌は、小学生の普通の女の子が普通に歌って、
聞ける曲であると私は思います。
さて、二年前のガガが好きだった中学生になったばかりの日本人の女子ですが、
彼女は今でも、ガガにあこがれているでしょうか。
「ガガが行った学校に行きたい」と言っていましたが、
彼女はマンハッタンにあるカソリック系の私立女子校に行ったそうです。
ボーディングスクールではありませんでした。
二年前には、ガガはBorn this wayを発表していません。
当時はとても奇抜なファッション、ステージの演出、独特のダンスなど、
創成期のころで、今ほどポピュラーではなかったと思います。
ガガはとても芯の強い人物であると私思います。
また、考え方がすなおで「神は人を完全なものとして作った」と
お母さんから聞いたことをそのまま歌にできるその精神が
私はとても好きです。
わが道をゆく自分は美しいとサラッと言い、
神様は間違えはしないからとフォローします。
私の愛するツェッペリンもほか、多くのシンガー、ミュージッシャンが、
神に必ず言及しますが、欧米においては、それが当たり前なのでしょう。
二年前の女の子ももう立派な高校生です。
いつか、彼女にガガの話をもう一度聞いてみたいと思います。